静岡県農業協同組合中央会
(JA静岡中央会)

静岡県の食と農の総合戦略を企画し先導していく静岡県農業協同組合中央会(JA静岡中央会)。
農業所得の向上に向け、JAの枠組みを超えた総合農業支援のための部署を新設するなど
機動的でありながら、人柄温かい組織が当会の自慢であり強みです。

メンバー紹介

メンバー紹介

人事インタビュー1

1. JAとは、どのような組織なのですか?
JA(農業協同組合)は、相互扶助(助け合い)の精神のもとに農家の皆さんの農業経営と生活を守り高め、より良い社会を築くことを目的に組織された団体です。この目的を達成するために、JAでは農業経営・生活に関する指導(営農)、農畜産物の販売、農業生産・生活に必要な資材の共同購入(購買)、貯金の受入や農業生産資金や生活資金の貸付(金融)、万一の場合に備えた共済等、総合的な事業や活動を行っています。

JAの主な事業
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2. 静岡県JAの特徴は何ですか?
静岡県は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、1年を通じて多彩な農産物が作られています。野菜や果物、畜産といった生産品目数は167品目と全国第1位で、ブランド品種も多数あります。そのため、各JAの営農指導員が多彩な作物に対応した農業経営支援を行っています。また、県内JAは経営が安定していることも特徴です。

3. JA静岡中央会はどのような役割を担っているのですか?
会員である県内17JA・4JA連合会(信連・経済連・厚生連・共済連)の発展を主な目的として、静岡県JAグループの総合戦略を企画・実践しています。
環境が変化する中でも会員を強力にリードして適時的確な提案や支援を行うために、4つの機能【「代表機能」・「調整機能」・「指導機能」およびその土台となる「企画機能」】を担っています。

静岡県内のJAグループ組織図

4. JA静岡中央会の事業内容を教えてください。
県下JAグループの総合戦略を企画・実践する指導機関として、以下の事業を行っています。
(1)経営計画策定指導
本県JAグループの中期経営計画や単年度経営計画の考え方を示し、JAでの計画策定を指導しています。
(2)農業経営指導
農家の所得向上と地域農業の振興を図るため、各JAとともに農業現場へ出向いて、本県農業の実践モデルの構築などを行っています。
(3)JA経営指導
JAの健全経営により組合員・地域住民からの信頼を高めるために、経営管理体制や財務基盤強化、人事・労務管理などの指導を幅広く行っています。
(4)監査事業
JA・連合会の健全な発達を目的に、農協法に基づく財務諸表監査などを実施しています(実施主体はJA全国監査機構)。
(5)JA役職員教育事業
本県JAグループ役職員の人材育成を図るため、役職階層別のさまざまな研修や職員資格試験等を実施しています。
(6)広報事業
JA提供テレビ・ラジオ番組、テレビCM、新聞広告等を企画・制作し、農業やJAへの理解促進、JAのファンづくりに取り組んでいます。
(7)組織指導
地域農業の若手担い手の集まりであるJA青壮年部、食や農に関心のある女性の集まりであるJA女性部の組織活動を支援しています。
(8)協同活動推進
県下全JAの全支店の職員が組合員や地域住民と一緒に企画・実施する、食農教育活動や地域活動への参加等といった協同活動を支援しています。
(9)農政活動
自然災害からの復旧など、生産者の自助努力だけでは解決が難しい農業・農村の課題について、県や国等へ政策の要請活動を行っています。

人事インタビュー2

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5. 御会の強みは何ですか?
「機動力」です。何か課題があれば、すぐに対策室が設けられ、それが新たな事業部として立ち上がったりなど、組織としてすぐに対応する迅速さが強みです。
具体的に何か新しい事業はありますか?
「担い手支援部」という新しい部署が今年からスタートしました。
JAの枠組みを超えて、農業法人や大規模農家とのパイプ役として相互に連携し、産学交流イベントを実施したりなど、新たな農業の取り組みを行っています。

6. 今、力を入れていること、そして目指していることは何ですか?
ズバリ「農業所得の向上」です。
農家組合員が安心して農業経営を継続できる環境づくりのために、私たちは『静岡県JAグループ 自己改革実践計画』を作成しました。
この中で、JAの総合事業を活かした『地域社会への適切なサービスの提供』を通して、『農家組合員の農業所得の向上』を実現するため、投入する経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を5年間(平成27年度~平成31年度)で30%アップすることを掲げています。

具体的には、JAの「購買事業」で販売している肥料等の資材をより安価で農家組合員に提供することで農業経営におけるコストを下げ、一方で農畜産物の販売価格は維持向上できるように広報活動などを積極的に行うことで、農業所得の向上を目指していきます。

7. JA静岡中央会で働く魅力は何ですか?
自分の考えや想いをJAグループに発信できることです。
静岡県の食と農の総合戦略を企画し先導していく立場として、JAグループの多くの役職員に「これからこうしていきましょう!」と想いを伝えることができます。
少数精鋭で若手のうちから責任ある業務を担当するので、やりがいを感じながら日々成長できます。自分の考えた企画を実行し、農家やJAの方々に「ありがとう!」と言っていただけることが当会で働く魅力ですね。
また、県内のJAを横並びで見ることができる組織ですので、視野が広がり、人間的な成長が出来るはずです。

人事インタビュー3

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8.必要な資格や資質、また、学生時代に身につけておいた方が良い事はありますか?
入会後に「農協監査士」の資格が必須となりますので、先輩たちは皆、一生懸命勉強して取得します。入会前に取得しておく資格等はありません。
県下JAや連合会の願い・課題を見出し叶える立場で、常に人と関わる仕事ですので、やはり「コミュニケーション能力」が必要です。
合同会社説明会等で、どんな学生を「良いな」と感じますか?
目が輝いている方、それから、話をうなずきながら聴いてくださる方ですね。

9.どういう方がこの仕事に向いていますか?また、どのような人材になってほしいですか?
自ら考え仕事を進め、積極的に情報発信をしていきたい方に向いています。
また、当会はチームワークを大切にしています。「皆」で考え、動くことで組織は目指す方向に進めます。部署の先輩、上司をはじめ、他部署・農家組合員・農業法人・JAやJA連合会・他県中央会といったさまざまなメンバーで一丸となって、静岡県や日本の農業のために行動することで、JAの理念の根源にある「協同の力」を大きく発揮できるのです。ですから職員ひとりひとりが「農業所得向上のために何をすればよいか?」、「農家組合員を支えるJAをサポートするためにできることはないか?」等、問題意識を持って仕事に取り組む人材になってほしいです。

10.人材育成について教えて下さい。
入会後、JAや農家組合員について理解を深める研修を受けたり、社会人としての基本的なマナーを習得してもらいます。また、当会の仕事に必要な「農協監査士」取得のための講習会にも参加していただきます。「農協監査士」取得後はさらなるスキルアップを目指して社労士や税理士、会計士等の公的資格取得を推奨しています。

11. 入会後はどのような業務に携わりますか?
新入職員が配属される部署はさまざまです。平成27年度入会の職員は農業経営指導や農政活動を行う「農政営農部」と監査事業を行う「監査部」に、28年入会職員は「監査部」に配属となりました。若手職員は、各種関連団体の事務局や集計・分析だけでなく、JA職員向けのセミナー講師や研修会報告者として多くの方々の前に立つこともあります。
入会して10年間ほどは幅広く仕事に携われるよう、約3年ごとに部署の異動があります。異動前には、常勤役職者が全員と面談し、ヒアリングをしています。当会は8事業部あり、幅広い仕事をしているので、若手のうちに何部署かでさまざまな経験を積み、自分の適性を見つけて将来は当会の中心となる人材になっていただきます。

12. 新入職員に期待すること、また将来どのような人材になってほしいですか?

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■総務部 副部長 杉山 直人さん
剣道・柔道・茶道といった日本の「道」では「守破離」というステップを踏んで成長するという考え方があります。「守」は、指導やサポートを受けながら作業し、徐々に教えられた内容を自分のものにして行動できる段階、「破」は、さらに改善・向上できる段階、そして「離」は、新たな知識技術を開発できる創造者、という3段階です。
この考え方は当会の仕事にも当てはまるものです。
初めは基本を忠実に身につけ、その後、自分の色を出しながらより良くしていく、そして自分で企画を立てて周囲を引っ張っていける存在になっていく。それが当会の求める人財です。

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■総務部 調査役 今井 慶江さん
人と多く関わる仕事ですので、あまりプライドが高いと良い人間関係を作れませんから、素直な方がいいですね。私たちが仕事で接する方々は、JAの役員クラスといった目上の方も多いです。そういう方々から意見を聞き出したり、こちらの意見を伝え行動してもらうためにも、素直さ、そして相手のアクションや意見を受け入れる柔軟性が必要です。とは言っても、当会としての意見を曲げたりせずに理解・実行してもらう必要があるため、流されたりぶれたりしない一本筋の通った芯の強さは必要ですね。

■総務部 部長 植村 正徳さん
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新入職員には「中央会として評価してもらえるような仕事をしなさい」と伝えています。そのためには「人間的に受け入れてもらえる」ことが重要です。
指導していく立場だからこそ、県下JAの役員や部課長からかわいがってもらえるような人であって欲しいです。
JAの方々から「よくやっているな」と仕事ぶりを評価されることで信頼関係が生まれ、こちらの意見を聞いてもらえるようになるのです。
そして3年~5年後には「課題解決型」の人材になっていってほしいですね。
JAの抱えている課題を見つけ解決していくことで「さすが中央会だね」と言われるような仕事をすることが大切です。
それには「現場主義」の仕事をすることです。農業の現場、JAの職場に足を運び、どんなことに困っているのか掴める様な感度を持って欲しいです。
JA中央会様の人事部

先輩インタビュー【2016年度入会】
監査部 川口 智大
地球環境科学部・造園科学科卒
野球部所属

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1. 入会動機を教えて下さい。
大学は東京で、そちらでも就職活動をしていたのですが、やはり地元静岡のためになることをしたいと思いました。実家が農家で大学でも農業系の勉強をしていましたし、静岡県全域に何かを伝える仕事をしたい、という気持ちがあり、当会が一番適していると感じ、入会を決めました。

2. 入会前と入会後にイメージ変化はありましたか?
入会前は、直接農家の方と触れ合う事が多いのかなと思っていたのですが、実際には、農家と直接つながるJAとつながっているのが当会で、JAと当会のつながりをより感じています。
自分の仕事がJAのためにもなり、農家の方のためにもなると考えて仕事が出来るようになり、自分の成長を実感できるのが楽しいです。

3. 現在の仕事内容を教えてください。
私が所属する監査部の仕事は、県内17JAや400店もの支店と4連合会の日常業務や会計が適切に行われているかどうかチェックし、課題を見つけ解決に導いていくことです。
「監査」という言葉から、間違いを見つけるだけの「あら探し」的なイメージを持たれるかもしれませんが、当会ではそうではなく、「課題」を「改善」していく流れをつくり、県全体のJAグループをより良くすることで農家さんや農業、引いては地域全体に貢献していく役割です。
責任と正確性が必要とされる、中央会の中でも代表的な部署で、これから総合職で入会される方は一度は経験される方が多いのではないでしょうか。

監査業務は、数人でチームを組み、1ヶ月に10支店を目安に訪問しており、月の半分~3分の2は外出しています。
先日、仮決算が終わり、今は「期中監査」で主に「業務監査」に携わっています。県内17JAや連合会の日常業務が適切かどうかを見せてもらい、リスクのある箇所を見つけ出して改善に向けたアドバイスをしています。
決算はまだ経験していないのですが、決算前の「期末監査」では、各JAが行った融資に関する自己査定の内容が適切かどうかを監査するので、決算前後は忙しいと思います。

4. 1日・または1年の仕事の流れを教えてください。
朝は早めに出勤するようにしています。早くに出勤している方は多いですね。
本所にいる時は、監査で見つけた不備について修正箇所を指摘した文書を作成し、それを該当JAに送って修正してもらい、修正後のものをさらに添削したりなど、数字を読む力だけではなく、文章力も必要な事を実感しています。
農協法の改正があった際などには、JA職員に向けて研修を行います。今は各JAの内部監査室の方を対象とした研修の準備で忙しいですね。私はまだ研修講師は経験していませんが、近々デビューすることになると思います。
1年の流れとしては、JAの決算や仮決算に合わせて私たちが監査に動き、途中の期中監査では業務監査を行う、というイメージです。
あっという間に時間が経っていくという位、すごくやりがいがあります。

5. 職場の雰囲気を教えてください。
監査部はチームで仕事することが多いので上司や先輩が温かくて居心地が良く、働きやすいです。分からない事も聞きやすいですし、私がやった仕事のアフターフォローもしてくれるので安心です。
先日は、中央会全体の懇親会があったのですが、その二次会でも監査部メンバーで行動している位、仲が良いですよ。

6. 仕事のやりがいを教えて下さい。
先輩方に普段から本当にお世話になっていて、何か恩返しできることをいつも探しながら仕事しているので、依頼された仕事だけではなく、その先を考え「これもやっておいた方がいいだろう」という仕事までプラスできるように心がけています。
それによって先輩方が少しでも楽になるような手助けができて、「ありがとう」と言っていただけた時はすごく嬉しく、それが今のやりがいです。

7. 仕事で印象に残っているエピソードはありますか?
私は今「貯金」部門の監査を主に担当しているのですが、監査の最終日にJAの役員の方々を前に、監査の結果を公表するという役目があり、とても緊張しました。
私が携わる仕事の重要さ、そして自分の発言によって人の行動を変えていくという影響力の大きさを実感し、もっと知識を付けなければと改めて感じました。

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8. 将来の目標を教えてください。
今はまず何でもがむしゃらに自分が出来る事をやってみることで、JAや組合員の方々のためになればと思っています。
もっと仕事が出来るようになったら、JAや農家組合員さんの生活が少しでも良くなっていくための仕事をしたいです。

9. 就活生にアドバイスをお願いします。
自分が興味を持った仕事ややりたいと思ったことはとことん調べて、その会社や仕事に詳しくなる事、そして自分が本当に何をしたいかを信念に活動したら良いのではないかと思います。

10. どんな人に入ってきて欲しいですか。
当会は農業に対する強い思いを持った方が多いですので、そのような熱い気持ちを持った方に来て欲しいですね。

JA中央会様の監査部