SJC就活生応援コラム 就活Olle! vol.1:就職活動を始める皆さんへ

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こんにちは。
このたび当コラムを担当することになりました、ワークイズ代表の桑原 祐介と申します。キャリアコンサルタントと研修講師の2つの仕事を中心に活動しています。みなさんの就職活動の役に立つ情報を発信して参ります。どうかよろしくお願いいたします。

軸のなかった就職活動・・・入社した会社では

自己紹介も兼ねて、私の経歴を書いてみたいと思います。
私は静岡県内の公立高校を卒業後、大学生となり、埼玉県で4年間を過ごしました。
当時の就職活動は、分厚いハガキの束が就職情報産業各社から家に届き、そのハガキを切り取って意中の会社に資料請求をする、というものでした。携帯電話もない時代、「留守電がないと内定の連絡を逃してしまう」などと言われ、あわてて留守番電話を購入したことを覚えています。
ところで、私はダメな就活生の見本みたいなものでした。今でいう自己分析も企業研究もいい加減で、やりたい仕事もなく、それでは何をしたいのかと問われれば「できれば遊んで暮らしたい」と答える始末。そんな中でもわずかにやりたいと思えたのがカウンセラーという仕事でしたが、さすがに大学を出てすぐになれる仕事ではありません。あきらめて面接では「人が好きなので営業職を志望します」と嘘をつき、どうにか内定をもらったのですが、それは、問題の先送りに過ぎませんでした。

会社に入ってからの私は悲惨でした。もともとやりたくもない営業に意味を見出すことができず、成績は最下位で伸び悩み、さらに日本でも指折りの厳しい会社に入ってしまったこともあって、つらい毎日を送っていました。ある時は無気力無抵抗に虚ろな目で仕事をし、またある時はこんな生活が一生続くのかと絶望して布団の中で泣くこともありました。退職を申し出たのもこの頃です。入社2年目の夏休み明け初日のことでした。ただ、このときは当時の営業所長から慰留していただき、結局その会社には11年半勤めることになります。

人事異動で"やりがい"を見つけた!・・・転職、そして独立へ

11年半の間に、いくつかの転機がありました。
最初の転機は営業所内で所属するグループが変わったことでした。当時、所内で一番厳しいといわれていたリーダーの下につくことになったのです。周囲からは「あの人の下では君もかわいそうに」と言われるような厳しいグループでしたが、万年最下位の私にはそこしかすがる場所はありませんでした。ところが、そこで必死に仕事をしているうちに、少しずつ営業成績が上がり始めました。営業とは単純なもので、売れるようになると会社に行ってもほめられることばかりで、嫌な気持ちになることも減っていきます。4年目か5年目には営業所の浮沈を握るほどの重要なお客様を任せてもらえるようになりました。
ここでようやく、「仕事なんだからいろいろあっても仕方ない」と思えるようになりました。

転機

次の転機は、異動でした。
それまで勤務していた横浜営業所から、東京営業所の、それも新規プロジェクトチームに異動することが決まったのです。そこは2つの事業部からメンバーが招集されており、両事業部の商品をある特定のターゲットに集中的に営業する、というプロジェクトでした。
プロジェクトは、互いの事業部の商品を互いに教え合うところからスタートしました。そこで、気づいてしまったのです。「楽しい仕事もある」ということに。
これまで営業の仕事をしていても、「とにかく早く帰りたい」としか思えなかった私が、別な事業部から来たメンバーに商品のことを教えたり、若手メンバーが悩んでいるときに話を聞いたりしているときには、「早く帰りたい」と思うことがなかったのです。それどころか、もっとわかりやすく伝えたい、もっと若手メンバーの力になりたい、という気持ちがあることに気づいてしまいました。
「こんな自分にも、楽しいと思える仕事があったんだ」それは新鮮な驚きであると同時に、このまま営業の仕事を続けていていいのだろうか、という新たな疑問の始まりでもありました。
数年を掛けてこの疑問と向き合い続け、そして私は転職を決意します。転職後は新卒の採用や育成の仕事に就き、楽しくてたまらない毎日を送った後、独立して現在に至っています。

今やりたいことが見えなくても大丈夫

今、やりたい仕事がある方は、とても幸せだと思います。
また、やりたい仕事がない人は、それはそれで悪いことではありません。会社に入社し、自分一人では成し得ない大きなことを成し遂げることもできますが、その一方で、日常においては会社の命を受けて、やりたくない仕事をすることもあるはずです。やりたい仕事に対する思いが強すぎる人は、むしろその思いの強さが弱点になる、そんな場面も会社生活の中では出てくることでしょう。野球チームに例えるなら、監督がバントといえば、どんなに打ちたくても、どんなにバントが嫌でもバントしなければならないのです。「どうしても打ちたい」というこだわりが強い人よりも「チームのためなら何でもやります」という人の方が、同じバントをするのでも幸せな気持ちになれますよね?

野球

今、みなさんは就活生として、ほとんどどんな仕事にも就くことができます。野球チームの例えをそのまま使うと、野球でもサッカーでもゴルフでも好きなことを選べます。そして野球チームなら「好きなときに好きなように打つ」ことは無理でも、「打つことでチームを勝利に導く」ことまでは実現可能です。みなさんの力量が大谷翔平選手ほどなら、日本を、世界を舞台に勝負ができます。もちろん、そうでなくても嘆くことはありません。草野球レベルだとしても、どこかの会社の一部署で何かしらの貢献ができるはずです。
そして、それでいい、と思えるのなら、それでいいのです。

みなさんは今、そんなスタートラインに立っています。どんな方向に進むのも自由です。進む方向がわからない人も、きっといると思っています。みなさんの進む方向はそれぞれで違うと思いますが、このコラムを通じてその判断のためのヒントを手渡せたら、と願っています。

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