SJC就活生応援コラム就活Olle!vol.4:エントリー開始までにすべきこと

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エントリー開始まであと1か月足らずとなりました。今回は、エントリー開始までにすべきことと、解禁後に早速みなさんが足を運ぶであろう、合同イベントでの行動について触れたいと思います。

自己分析と職業理解

繰り返しになりますが、なんといっても自己分析と職業理解が大事です。みなさんが歩いていく方向が北なのか東なのかを決めるために必要なのです。当たり前ですが「森の木々に囲まれたい」と思っている人が海に向かって歩いてしまったら希望はかないません。また、掘り下げの甘さにも注意が必要です。「サーフィンをやりたい」と思っている人が断崖絶壁の海に着いてしまったら夢は実現できません。海は海でも、どこにどんな海があるのか、どういう海なら自分の希望が叶うのかがわかっていれば、こうしたミスマッチを減らすことができるはずです。
やりたいことがあれば、なぜそれをやりたいのか掘り下げてみましょう。自分の志向は、趣味などからも掘り下げることができます。例えば同じ「パズル好き」でも「無心になれるから好き」「少しずつできていくのが楽しい」「完成したときの気分が最高」など、いろいろな人がいます。無心になれるのが好き、という人は工場でのものづくりが向いているかもしれません。少しずつできていくのが楽しい、という人は、住宅や建設・建築会社で何か月、時には何年という単位で完成を追う仕事などはどうでしょうか。完成したときの気分が最高、という方は、営業職のように数字で目標が示される仕事なら、達成を目指す日々の苦労の先に喜びを見いだせるかもしれません。 また、やりたいことがない人は、「やらずにいられないこと」や「自分の喜び」を軸に掘り下げてもよいと思います。「お年寄りが困っているのを見ると声を掛けずにはいられない」「子供を見ると手を振らずにはいられない」「公園でコイを見るとエサをやらずにいられない」といった「やらずにいられない」気持ちを掘り下げてみると、自分の感情が何によって揺り動かされるのかが見えてくると思います。
ちなみに、よく目にする自己分析の結果として「人の役に立ちたい」というものがありますが、こうした自己分析が不十分な例だといえます。そもそも、誰の役にも立っていない企業など存続できません。「誰の役に立ちたいのか」「どのように役立ちたいのか」まで掘り下げてみましょう。例えば「子供の力になりたい」という思いも、「幼稚園児」「小学生」「高校生」のように年齢からも掘り下げられますし「病気の子供」「不登校の子供」「起業を目指す子供」「勉強が嫌いな子供」といった状況別にも掘り下げることができるはずです。
絞り込みができたら、次は広げることも考えてみてください。「本当は高校生を支援したいけれど、小中学生でもいいかな?」とか「勉強が嫌いな子供を支えたいけれど、広く教育の仕事ならやってもいい」など、現実に就職することを考えて、ある程度「受け」を広げることも必要だと思います。もちろん、全然違うジャンルでやりたいことが複数あってもよいと思います。その場合は、大変ではありますが両方を掘り下げて、就活も両方進めていくとよいでしょう。無理に1つに絞って、残りを泣く泣くあきらめる必要はないと考えます。

解禁日までに今からできること

今からできること
他にも、今からできることはたくさんあります。敬語は話せますか?企業に電話はできますか?メールのマナーは完璧ですか?あいさつは?聞き取りやすい発声や滑舌のよい会話はできますか?リクルートスーツなど身だしなみ系は買ってきて身につければそれで様になりますが、身につくまである程度の時間を要するものについては、今すぐ始めるとよいでしょう。
また、筆記試験対策なども付け焼刃では難しい対策の1つだといえます。学歴フィルタが唯一取り払えるのが筆記試験です。今からがんばって筆記試験で上位校の学生を抜き去りましょう。抜き去れないのであれば、厳しいようですがそれは「学歴フィルタ」ではなく「実力フィルタ」になってしまいます。筆記試験ができる、できないというだけでなく、「できるまで努力ができる人物か、それを怠る人物か」という今後の伸びしろを量るフィルタでもあるのです。

就「社」活動にならない職業理解

そしてその次は職業理解です。「営業」「事務」「生産管理」「資材」「バイヤー」「研究」「開発」「販売」など、職業理解ができていますか? また、自分が志望する企業において、その職種が具体的にどんな仕事をしているのかもリサーチしてみてください。例えば営業ならBtoBなのかBtoCなのか、何度も同じ人が買ってくれる商品なのか、一生に一回しか買わない商品なのかでも違ってきます(志望企業の商品・製品や取引先からも見えてきます)。研究開発の仕事でも、基礎研究なのか商品開発なのか、実験中心なのか調査中心なのかで仕事内容が変わるでしょう。「職業そのものの理解」と「自分が志望する企業においての職業理解」の両方が必要です。そして、これに自己分析の結果を加えていきます。これがわかっていないと、マッチングができませんよね。みなさんがこれから取り組もうとしているのは就「職」活動であって、就「社」活動ではありません。就「社」活動になってはいませんか?
自分自身の方向性を振り返ってみましょう。

合同イベントに行こう!

家族と話し合うことも大切!

次に、合同イベントでの行動の仕方についてです。
合同イベントでは、多くの企業と接点を持つことができます。もちろん選考に進むかどうかを判断するために各企業の説明を聞くのは当然なのですが、これだけバラエティに富んだ業界からたくさんの企業が集まっているのです。もっと有効に活用しなければもったいないことです。
みなさんはまだ「企業とはどんなものなのか」「社会人とはどんなものなのか」「仕事とはどんなものなのか」をよく知らないのではないでしょうか。各業界のこともわからないことだらけでしょう。冒頭、自己分析と職業理解のところで「みなさんが北に歩いていくのか、東に歩いていくのか」と書きましたが、そのためには全体の地図が必要だとは思いませんか? 大まかでもよいのです。最初は志望業界にこだわらず、いろいろな会社の説明を聞いてみましょう。そうすることで、社会の全体像がおぼろげながら描けてくると思います。まったくノーマークだった業界に強い関心を持つかもしれません。また、説明をしてくれる人事担当者を見ながら、社会人にもいろいろな人がいる、ということにも気づくでしょう。採用に情熱をかけているアツい担当者もいれば、そうではない担当者もいます。「その会社の選考を受けるかどうか」の判断材料にもなりますが、「こんな社会人になりたい!」「あんなふうにはなりたくない」など、自分自身が目指す方向も見えてくると思います。また、志望業界以外の企業や、絶対に行きたくないと思う業界の会社説明なども受けてみてください。海外へ行った人が「日本を外から見て、初めて日本の良さがわかった」と言うように、志望業界以外の企業の会社説明を聞くことで、志望業界に対する思いがよりクリアになることもあると思います(反対に、自己分析や職業理解の甘さが露呈するかもしれませんが、それはそれでよいと思います。傷が浅いうちに軌道修正すればすむのですから)。
そして、選球眼を養うのも場数を踏んでこそ、だと思います。まだまだ良いことしか言わない会社説明会もたくさんあります。例えば「当社のよいところ」として挙げられた項目が感覚にすぎないものなのか、具体的な根拠があるものなのか、見抜く力があると入社後のリアリティギャップも少なくて済みます。微妙な言い回しにも要注意です。「業界トップ」と「業界トップクラス」は違います。また「業界トップ」でも、それはその会社の主力製品なのか売上の1/100しか占めていない商品なのかなどを見ることで、本当に市場で競争力がある会社なのかそうでないのかが見えてくることでしょう。
くれぐれも、合同イベントで壁際に固まって様子を見たまま足が動かない、といったことがないようにしてくださいね。もちろん最初は緊張すると思いますが、どうせいつかはどこかの会社説明を聞くのです。早く動いて損はありませんが、もたもたして得することは1つもありません。「企業ブースに入りづらいけれど、5社は回ろう」などと、自分に目標を課して行動するのも一案です。

身だしなみのチェックも忘れずに

また、合同イベントを前に、身だしなみの最終チェックも済ませておきましょう。服装系(スーツ、ワイシャツやブラウス、ネクタイ、スカートやズボン丈、靴、靴下、かばん、コート)に加えて身体系(髪の毛、ひげ、化粧、手の汚れ、つめ、口臭)にも気を配ってください。正直、スーツの色やかばんの色などは常識的なものであれば細かなことは気にしなくても大丈夫です(過去に、よく見ないとわからないほど薄い薄いストライプが入ったスーツを着た女子学生が「これでは落とされますか?」と相談に来たことがありますが、パッと見てわからないほどの違いをあらさがしして落とすような会社はありません)。それよりもスーツが体に合っていなかったり、よれよれの服装のまま合同イベントに参加したりしている学生さんの方がよほど気になります。また、外見にこだわるあまり化粧が濃かったり、髪色が明るすぎたりする学生さんもいます。身だしなみの良し悪しは自分が決めるのではありません。決めるのは相手です。親や友人、学校の先生に見てもらうのもよいと思います。友人は、できればセンスの似た友人ではなく、センスが違う友人に見てもらうとよいでしょう。普段から服装に無頓着な仲間同士では注意しようにもお互い気づくことすらできないでしょうし、反対に派手な服装の仲間同士でも同様のことが起こり得ます。
もちろん、敬語や自己PRもしっかり磨いておいてください。身だしなみがバッチリでも、口を開いた瞬間に終了、とならないように。

次回:就活Olle! vol.5「恋愛と比較する志望動機」
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