理系就活生向けコラム第8回「逆質問」への対応をしっかり準備しておく

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【逆質問は用意しておこう!】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第8回目です。

面接試験の最後の方に、会社側から応募者に対して「何か質問はありますか?」と聞くことがあります。ここではこの質問のことを「逆質問」とします。
実際の採用面接で、私も面接官として「何か当社に対して聞いておきたいことはありませんか?」と聞いていました。この質問に対しての返答は、多数の応募者が、「特にありません」でした。

聞かれた側としては、突然言われても…ということでしょうか。
しかしながら、採用する側からみるとどれだけ真剣に当社を志望しているのか?実際に社会人として働くことがイメージできているのだろうか?会社説明会ですべての疑問が解消されたとは思わないが…というものです。とっさに機転を利かせてひねり出すというのも難しいでしょうし、こんなこと聞いても大丈夫だろうかと、しりごみしてしまうものです。
ですから、あらかじめ準備をしておきましょう。

そのためのヒントをいくつか挙げておきます。

【どんな質問をすればいいの?】

1.質問することがマイナスになるケース
・企業のホームページ、会社案内などに書かれていること
・経営上の数値の細かい点を聞くケース
・会社説明会で説明したことを繰り返し質問するケース

ホームページや会社案内は一通り読んでおくことです。内容についてすべて覚える必要はないでしょうが、社名(読み方)代表者の名前、売上高、社員数、拠点などは押さえましょう。
経営上(財務上)の細かい数値についてはオープンにしていない会社もあります。質問に対しては答えてくれるでしょう。ただし、その数値で業界の他社との単純比較はできません。財務会計上の知識がなければ、逆に会社側から質問の意図を問われて、行き詰ってしまいます。
教育制度は?福利厚生は?など必ずと言っていいほど出てくる質問です。説明会で説明した内容を繰り返し答えるのは時間の無駄です。
面接後に人事担当者に直接聞いてもいいことは避けましょう。

2.面接官から見ていいな、と思える質問
・会社(or ある事業)の将来の方向性、めざす姿についての質問
・社長・マネージャーの仕事観(働き甲斐、組織内で達成したいこと、など)
・技術者、研究者に求める期待、何を求めるか

それぞれの会社には、困難を乗り越えてきた歴史(過去)があります。こういった過去についての質問も悪くはありませんが、将来性に関する質問をお勧めします。なぜなら、入社して一緒に働いていくことを想定した、前向きの姿勢が見えるからです。さらにご自身の専門分野、強みの資質などと絡めて質問を作るといいでしょう。

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【面接は準備が大事!】

私が面接官(面接の進行役)としてやっていたことを一つ紹介しておきます。

ジョブフェアや会社説明会などで何回かお話して、とてもいい資質を持った学生さんだなと思っていても、いざ面接となると力を出し切れずに終わってしまいそうになることがあります。
その時には「何かアピールし忘れたことはありませんか?準備してきたことで聞いてほしかったのに、聞いてくれなかったことはないですか?」と投げかけました。
そうすると、みなさん面接官を唸らせるいい話をしてくれました。面接というのは、えてして時間をオーバーしがちです。こういったアシストがないことの方が多いでしょう。ですから、準備は怠りなくしておいてください。

最後に、メディア・情報系の学生さんからとてもユニークな質問がありました。
最終面接の最後の最後にでた質問、「社長にとって、御社の従業員はどのような存在ですか?」です。会社のTOPにとってはとても答えるのが難しい質問です。この時に同席した他の面接官たち(取締役)も「社長、私たちも聞きたい!」といって、面接会場は爆笑になりました。
社員一人ひとりを大切にしているTOPの下で働けるということは幸せなことですし、そんな組織(チーム)であれば頑張っていけるものです。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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