理系就活生向けコラム第9回 グループディスカッション対策(1)

応援

【グループディスカッションについて】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第9回目です。

これから4回にわたって、グループディスカッションについて取り上げていきます。
今回:ディスカッションのテーマと対策
第10回:試験官(面接官)は何を、どこを見ている?
第11回:役割ごとのポイント、気をつけたいこと
第12回:試験官(面接官)にアピールするためのヒント

【イメージを持とう!】

グループディスカッションを採用選考の中に入れる企業があります。まだまだ割合は多くないですが、新たに導入する企業があるようです。一方で、試みはしたものの、中止する企業もあると聞きます。その理由は、採用する側にとって、個々の学生さんの評価が難しいことにあるようです。

それでも、一定数の企業は、グループディスカッションを取り入れています。概要を理解することと、どのように臨むかについてはイメージを持っておいてください。

また、SJCが主催する就活ゼミなどで、模擬体験のチャンスがあればぜひ参加して、実際に体験してください!

【グループディスカッションでよく出るテーマ】

グループディスカッションにはいくつかの形態がありますが、一般的には、「企業側からあるテーマが出され、グループに割り振られた数名の応募者が、決められた時間内で話し合い、統一見解をまとめ上げ、最後に発表するもの」です。 ディベートのように賛成、反対に分かれて議論し、優劣を競うものとは違います。

◎テーマについて
基本的にどのようなテーマが出されるかは、解りません。しかし傾向としては、大きく3つに分類されるでしょう。
1.抽象的なテーマが与えられるケース
2.時事問題、社会問題についてのテーマ
3.自社(応募先の企業)に関するテーマ

では、以下にそれぞれについて解説しましょう。

1.抽象的なテーマ:「働くということは?」「幸せな人生とは?」など
漠然とした問いなので、グループ内のメンバーのいろいろな意見をまとめて答えを出そうとしても時間が足りません。自分たちでもう一段階深いレベルの問いを立てて意見を出し合っていくことが必要になります。
例えば、「会社という組織に属して、ビジネスパーソンとして働くには何が大切だろうか?」「ビジネスパーソンとして幸せな人生を送るためには、仕事にプラス何が必要だろうか?」といった具合です。

2.時事問題、社会問題:「ワークライフバランスについて」「週休3日制のメリットは?」「世界経済のブロック化が進むなかで日本はどうすればよいか」など
テーマに対する基本的な知識がないと、意見を言えず聞き手に終始してしまいかねません。第4回で書いたように、一般常識、時事問題については、基本的なことは抑えておいて下さい。それでも、想定外のテーマだった時には、司会進行役や書記役を引き受けて、他のメンバーの意見のまとめ役に徹する手もあります。ここで本題から外れた、自分の知っていることを話し出す人がいますが、これはやめましょう。全体の話の流れを遮るのはマイナスポイントです。

3.自社に関する問題:「この業界の将来性について」「当社の10年後の姿を予想してください」
応募企業の属する業界の動向、その中での応募企業のポジションなどをまとめて準備しておけば対応できます。特に応募企業の、既存の事業や新規事業についてはホームページ、会社案内などをしっかり読んでおくことです。
画像 最後に、発言の仕方について
主語(主体者)をはっきり言う
「私は~と考えます」「新聞記事には~と書いてありました」「友人の多くが~と言っていました」など。

いきなり前に発言した人の発言内容を否定しない
そのための言い方としては、
「一方でこういう見方もできませんか?」「内容は理解できます。しかしながらこういったケースはないでしょうか?」「この部分をこう補うとよりよくなりませんか?」などが使えます。

賛成意見には、さらに裏付け(論拠)を加える
「賛成です。こういったケースも該当しますね」「今の意見に~を付け加えると、より現実を反映しますね」など

大げさすぎず
他人の意見に対して頷きながら聞く姿勢はとても良いのですが、時々、過剰な動作が気になることがあります。自然体で!

自信がなくても語尾まではっきりと
自信がないまま意見を言っていくうちに語尾が聞き取れないくらい小さな声になってしまう人がいます。語尾まではっきり、そしてもし話がつながらなくなったら、「もう一度言い直します」と言ってからコンパクトにまとめ直して発言しましょう。

次回は、企業側面接官がどのような点を見ているか?について書いていきます。

次号は7月11日掲載の予定です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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