理系就活生向けコラム第11回 グループディスカッション対策(3)

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【役割を決めてからスタートしよう!】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第11回目です。

今回は、役割ごとのポイント、気をつけたいことについてです。

グループディスカッションの開始にあたり、指示書が渡されます。話し合うテーマ、成果物(結論)をどうやって発表するか、所要時間(終了時刻)は必ず書いてあります。
さらに、グループ内で設ける役割まで指示しているものもあります。

指示書に役割がない場合には、自分たちで決めていくところからのスタートです。
グループの人数にもよりますが、最低限、
・リーダー(進行・まとめ役)
・書記(記録係)
・タイムキーパー
この3つの役割は決めてからスタートしましょう。

では、それぞれの役割がしなければならないことを見ていきましょう。 画像

【役割と求められること】

・リーダー(進行・まとめ役)
「面接官に対する好印象を得るためには、積極的にリーダー役を引き受けるとよい」といったアドバイスをよく聞きます。必ずしもそうではないのです。それぞれの役割には必要とされる資質があるのです。

グループディスカッションで求められるリーダーの役割
・参加者の発言を促す(全員が均等に発言するよう気を配る)
・議論の内容を拡散させる(広げる)ための働きかけをする
・論点を整理しつつ、議論の方向性を示す
・議論した内容を収束させる(まとめる)

自分の意見を開示するより、全体の進行に力を入れなければなりません。全体の舵取り役です。共感性調和性にくわえて結果を出すための目標志向達成欲責任感が求められます。

・書記(記録係)
書記役に手をあげて、みんなの発言を一言一句漏らさず書きとめる方がいます。しかし、グループディスカッションにおいては、書記役の人も議論に加わらなくてはいけません。
要点のメモ程度にして、自分も議論に加わりましょう。

グループディスカッションで求められる書記の役割
・参加者の発言の要点をメモする
・メモをもとに、リーダーの「論点の整理・議論の方向づけ」を助ける
・最後の結果発表のための情報提供をする(リーダーとともに、全員にメモを見せながら、まとめを作りあげる)

着実性を発揮するとともに積極的にリーダーに助言することが求められます。

・タイムキーパー
以前に書いた通り制限時間内に、何らかのまとめを作成しなければなりません。互いの自己紹介だけで、半分以上の時間を使ってしまい、最後の結果報告が各自の発言の羅列に終わってしまう失敗はよくあります。
時計(残り時間の表示)をしっかり見つつ、議論にも参加するようにしてください。

グループディスカッションで求められるタイムキーパーの役割
・リーダーとともに、スタート前に全体の時間の割り振りを決める
・あらかじめ一人当たりの発言時間の目安を確認しておく(発言が長くなってきたら結論を促す)
・残り時間のアナウンスをしっかり行う

公平性指令性の資質が必要です。

・メンバー
課題(テーマ)が自分の得意分野であったら、役目を引き受けるのではなく、議論の取っ掛かりを示す、論点に広がりを与える、深みを加えるといった活躍ができます。ただし、ここは自分の独壇場ではありませんので、自分の発言の量と全体の発言のバランスを考えて言ってください。
また、リーダーの進行にも協力しましょう。

着想戦略性を活かしつつ、調和をとることをいつも忘れないようにしましょう。

次回は、試験官(面接官)にアピールするためのヒントをいくつか紹介します。

次号は7月20日掲載の予定です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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