理系学生向けコラム第14回 残念な回答?面接官の心をつかむもう一工夫

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【面接官の心をつかむ答え方を提案します!】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第14回目です。

面接対策は進んでいますか?最初の面接が迫っている方もいるでしょう。中には、一次面接をパスして次のステップへ!という方もいるでしょう。

今回は、採用側から見て、「とっても頑張っているのに、しっかり準備して取り組んできているのに、残念だな。」と思う面接での回答例を紹介します。そのうえで、ちょっとした工夫で、面接官の心をがっちりつかむ回答の仕方を提案します。

【残念な印象から抜け出そう!】

1.あなたの回答がなぜ「残念な」印象になってしまうのか?
人事部門の採用担当者、社長、取締役などは毎年多くの学生さんと面接をしています。その中で、ある一定割合で、面接後に「残念だな」という印象の学生さんはいるものです。
面接中の姿勢、参加意欲、積極性は問題なし。発声、言葉の選び方、話し方も及第点。質問の意図に対して正しく理解したうえで適切な回答ができている。それなのに、なぜか面接官の心をつかむ、すなわち「印象に残る」ことがないのです。

私はこう思っています。そのような学生さんは、どこかで仕入れた「模範解答」をなぞっているのです。
どこか一般論のようであって、生の気持ちが伝わってこないのです。きっとまじめな学生さんなのでしょう。真剣に面接対策をして、あらゆるケースについて回答を準備して、暗記までしているのではないか?と思ってしまいます。
事前の準備・質疑応答のシミュレーションは、実際の仕事でも手を抜かずにやることは大切ですし、十分評価できます。でも、合否判定の会議では「合格ラインには達しているが…今回は見送りに…」という結論になりがちなのです。
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2.面接官の心をとらえる回答にするには
1で示した通り、「残念な」印象の学生さんは、質問の意図に対して正しく理解した上で、適切な回答ができているわけです。よって、その回答にもう一工夫してみましょう。一般論に聞こえないような、あなたならではのオリジナリティーがほしいのです。

エントリーシート作成時などに、自己分析をしたと思います。どちらかというと弱み(マイナス面)ばかりが思い浮かんで、強みが見つかりにくかったかも知れません。それでも何とか見つけた強みや、他人は苦労するようなことでも自分は簡単にできてしまうようなことがあるはずです。これらも再確認しておきましまょう。

しかし、ここでは自己分析ではなく、自分のこれまでの人生のイベント(出来事、出会った人など)を思い出してみましょう。今のあなたがあるのは、過去においての出来事や出会い、そしてその時々のあなたの選択(判断)の結果なのです。
感情が大きく動いた時のこと、人生の先輩から教わったこと、反発したこと、など色々あるでしょう。そこから何を学び、どう成長してきたのか。どうですか?いろいろ出てくるでしょう。ぜひ、たくさん書き出して眺めてみましょう。そして、書き出した内容を質問の回答に入れていくのです。

【どんなことを回答に入れればいいの?】

具体的に例をあげてみます。

1)「社会人として仕事をしていくうえでどのようなことが重要だと考えていますか?」といった質問があったとします。答えとしては、「顧客目線で」「顧客に満足してもらえる仕事ぶり」「締め切り重視」「いただく給与以上の貢献」のなどの答えがよくあるでしょう。ご自身で考えて出た結論かもしれませんが、就活のガイド本(面接対策本)にもありそうな答えです。
ですから、この答えにご自身の人生のイベントから得た教訓を乗せていくのです。

例えば、両親や親せき、アルバイト先の店長や社員の働きぶりから学んだこと、提出期限に間に合わずに失敗して得た教訓、サービスの対価としてお客様からお金をいただくことの大変さ、労働の対価として給与をいただくことの苦労とありがたさなど、これらの経験から得た、生のあなたの気持ちを質問の回答に乗せてください。

2)「当社を志望した動機は?」これもどこかのタイミングで必ず聞かれる質問でしょう。「御社の経営方針に賛同」「着実に成長」「社風が…」「社長が…」「人事担当者が…」などがよくある回答です。

でもこの中には、あなたの生の声(想い)は入っているでしょうか?
ご自身で見てきた店舗の様子、社員の行動、調べた資料、実際に聞き取りをした評判などを乗せてください。「このように自分が感じ、判断したから御社に決めました。」と言えれば、十分、心をつかむことができます。

あなたが語ってくれた生の気持ち、経験から学んだ教訓が面接官の心をつかむのです。

次号は8月9日掲載の予定です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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