理系就活生向けコラム第16回 正しく意図が伝わっているでしょうか?

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【面接は強い気持ちで臨もう!】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第16回目です。

今回は、面接において準備万端、自信をもって答えているのに、会社側に皆さんの意図が十分に伝わらないケースについて考えてみましょう。

面接試験も2次、3次と進んでくると、面接官も部長、取締役、社長といった方々が出席してくるようになります。面接官の年齢も上がってきます。皆さんのご両親の年代、またはそれ以上の年代ということもあるでしょう。
普段から、地元のコミュニティー、アルバイト先で幅広い年齢の人たちと交流を持っているといいのですが、今からあわてても仕方ありません。以下の注意点を踏まえたうえで、最後は、いい意味での開き直りが必要です。この試練を乗り越えて内定を獲得するのだ、という強い気持ちで臨みましょう。

【自分の話し方を振り返ってみよう】

1.敬語、謙譲語 だいじょうぶですか?
相手に対しては、尊敬語・丁寧語を、自分や身内については謙譲語。わかっていても緊張のあまり言葉が出なくなってしまうものです。クラスメイトと模擬面接をやってみることをお勧めします。特に親しい友人であれば、遠慮なく指摘し、指摘してもらってください。
また、誰にでも言葉遣い上の癖があります。ここもチェックしてもらいましょう。最近では、学校でも就職対策の一環として面接の練習を実施していると聞きます。せっかくの機会です。積極的に利用しましょう。

2.語尾まではっきり言い切っていますか?
どうしても自信がない時、面接官の表情が硬い時など、文末がしどろもどろになりがちです。話しているうちにつじつまが合わなくなってきた時には、「すみません、もう一度言い直します」と言ってから、再度整理して最後まで面接官に伝わるように話してください。無理やりに話を繋げたり、打ち切ったりすると、面接官から「その場逃れ」をしたといった印象になってしまいます。
私が実際に経験したケースですが、「緊張しています!ちょっと深呼吸させてください」といって、ワンテンポおいて落ち着いてから答えた学生さんがいました。何回も使うわけにはいきませんが、一つのいい方法だと思います。

3.語尾で声のトーンがダウンしていませんか?
面接官からすると、せっかくいい回答をしてくれているのに、「残念、もう一つ」と感じるケースです。回答の最後になると急に声が小さくなってしまうのです。意識していないのかもしれませんが、結構多くの学生さんに見られる傾向です。
これは、自信の無さのサインと受け取られてしまいます。最後の「です」「ます」まで気をぬかずはっきりと発声しましょう。

4.受け身の表現を多用していませんか?
「御社の教育研修制度をお聞きして、とても充実したものと感じました。自分もしっかり育てていただけると思いました」という発言があった時、面接官側は、「いくらいい教育研修を実施しても、本人の積極性がないとダメなんだよな」と受け取ってしまいます。

学生さんの発言の意図は、「教育研修制度が充実している御社で働きたい、制度を使ってしっかり学び、早く一人前になって貢献したい」ということなのでしょうが、これは非常に受身的に聞こえてしまう代表例です。
謙譲表現としての「いただく」の使い方には注意が必要です。受け身の表現にならないよう、「自分はこうしたい!」を前面に出した回答をしましょう。(お給料をいただく、は問題ありません。「いただけるお給料以上の働きができるように一年目から頑張っていきます」という使い方はいかがでしょうか)

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最後に、緊張はだれでもするものです。ここで、今までの人生で一番緊張したときのことを思い出してみましょう。その時の、うまくいった、いかなかった様子から、自身にとってどうするのが一番良い対処法か考えてみましょう。
面接も終盤になってくると、多くの企業では、「どの学生さんも採用したい!しかし採用できる人数には限りがある」という状況になってきます。
最後の決め手は、「御社で働きたいという強い気持ち」がどれだけ面接官に伝わったかにあるのです。自分を信じて挑戦してください。

次号は8月22日掲載の予定です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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