理系就活生向けコラム第22回 面接時の言葉遣いのチェック

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【面接時の言葉遣い】

採用選考にのぞむ理系の学生さんに向けての「応援ブログ」第22回目です。
今回は、前回の「面接時の姿勢」に続き「言葉遣い」について、いくつか気付いたことを書いていきます。

この言葉遣いもマナーの中に入るかもしれません。しかし、前回こう書きました。
私は、ビジネスにおけるマナーとは、相手に敬意を払い、不快な思いをさせない所作(しょさ:身のこなし、しぐさ)と心遣いだと思っています。業界・業種、職種によって求められるレベルに違いはあるでしょう。しかし学生として最低限のマナーについては、みなさんは実践できていると思います。社会人になってからその業界で必要とされるレベルのマナーを実践で身につけていけばよいのではないでしょうか。

面接の場で、「言葉遣い」に過剰に気をとられて、自分の考えを言うことができなくなっては本末転倒です。もし不適切な言葉遣いをしてしまったら、下手にごまかさずに、言い間違いをしたことを告げて言い直せばいいのです。かえってその方がいい印象を与えられるかもしれません。用意してきた(暗記してきた)回答を、完璧な言い回しで、一部の隙もなく答える学生さんもいます。どちらが良いかは一概に言えないでしょうが、私は少々間違えても気持ちのこもった答えの方が、人間味があって好きです。

【面接時、こんな言葉遣いになっていませんか?】

実際に面接する中で気になった点をいくつか紹介することにします。

1.~になります(バイト敬語)
「~でございます」の誤用が、ごく普通に使われるようになった例です。でも、年配の方の間では、この使い方を嫌う人が多いのも事実です。
面接では「~です」と短くすっきりと言い切ることです。
×「こちらが私の成績証明書になります」
○「こちらが私の成績証明書です」

2.半端ない(若者言葉)
「半端ではない」を短縮したのであれば、【徹底している、程度が甚だしい】という意味でしょう。しかし、実際には間投詞(感動詞)として会話の中で使われている気がします。面接での話し言葉では、あまり出ないかもしれませんが、書き言葉として使われていた例があるので、気をつけましょう。

3.すごく、ちょっと(連発すると幼く聞こえる)
「すごく」は、面接では「大変」「とても」というように言い換えた方が印象がいいでしょう。「ちょっと」も、よく出てきます。「少々」がスッと出るように普段から練習しましょう。

4.バイト(短縮形)
もう普通に使われている言葉です。しかし、面接ではしっかり「アルバイト」を使いましょう。略語、短縮形については、業界独自のものが多くありますが、面接の場では正式な言葉を使いましょう。
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言葉には、いわゆる「揺れ」というものがあって、時代によって(最近では日々)変化しています。誤用と言われていた使い方でも、多くの人が使い出すとその方が一般化していきます。あまりに過敏にならず、かといって幼い印象、コミュニケーションがうまくないといった印象を与えないような言葉遣いを心がけてください。

最近では、40代くらいの若い社長も増えています。しかし、多くの企業では、社長・取締役などは、皆さんのご両親よりも年上のことが多いです。言葉遣いについては保守的な方が多いと思います。普段の学生生活での言葉遣いと公式の場での言葉遣いをうまく使い分けることです。
学校や就活イベントなどでの「模擬面接」で練習する、会社説明会・企業訪問の段階から意識して社会人との会話の練習をしてもいいでしょう。実践練習の機会が多ければ、面接試験本番でも余裕をもって質問に対する回答に注力できるでしょう。
健闘を祈ります。

次号は9月28日掲載の予定です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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