SJC理系就活生向けコラム 第Ⅰ期 今から準備しておくこと

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第4回  英語はできますか?  (+就活キーワード:マインドフルネス mindfulness)

皆さんは「英語ができますか?」と聞かれたらどう答えますか。
「中学・高校と大学で1年か2年はやってきたけれど…」と、 ごく一部の海外生活経験者、海外留学経験者、外国語学部の学生さん以外は、みなどう答えていいのか迷うのではないでしょうか。
また、商社・運輸(特に海運)・旅行業の企業志望でなければ、現時点で、ビジネスで使用できるレベルの英語力は問われない?と思い、あまり気にしていないのでしょうか。

しかしながら、企業側としては、今後グローバル化が進むことは必至なので、「入社してからでも身につけていってほしい。現時点で少しでも取り組んでいる学生さんには期待している」というのが本音です。「英語だけはカンベンしてください!」では、就ける職種が限られてきます。
よって、企業側は、これからマスターしていこうとする気持ちがあるか?伸ばせる素地があるか?を見たいと思っています。

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皆さんは、TOEIC(Test of English for International Communication) はご存知ですか。
最近では、学校の授業で対策講座があったり、学内でTOEIC-IPのテストを実施しているところがあったりします。
英検やTOEFLはどちらかというと、学校教育を念頭においた検定試験です。社会人向け(ビジネス向け)は、TOEICです。
TOEICは、等級ごとに合格/不合格があるのではありません。リスニングとリーディング各100問、2時間の試験時間で、995点から5点までの間のスコアが出るようになっています。
学校で実施していればいいのですが、していたとしても年1,2回程度でしょう。公開試験会場での受験は、静岡市、浜松市だと年に10回程度開催されています。もっと大きい都市だと年12回実施しています。
詳細は、公式ホームページを参照してください。http://www.iibc-global.org/toeic.html

なぜTOEICの受験を勧めるかについてです。
よく聞くのが、もう少し勉強してから、自信をつけてからじゃないと…というのがあります。先ほど書いた通り、TOEICは合格/不合格の試験ではありません。その時点でのあなたの実力をスコアで教えてくれます。
よって、スコアを知って、そのスコアのレベルにあった学習方法で力をつけていけばよいのです。いつまでも『中学3年間の英語を○○時間でマスターする』といった参考書で足踏みしていてはいけません。(公式ホームページにスコアごとの学習方法のおすすめがのっています)

「リスニングとリーディングだけでは、スピーキングやライティングの力は測定できない」とTOEICを批判する人もいます。そして受験をしないのです。しかしながら、英語を聞く力がないと会話ができませんし、読む力がなければメールやレポートを書くことはできません。よって、リスニングとリーディングがある程度できれば、そこからスピーキングとライティングの力も十分に類推できるのです。

企業内でのTOEICの使われ方

さて、実際に企業内でTOEICがどのように使われているのかを紹介します。
日本を代表するような大手企業では、30年くらい前から社内での試験を実施しています。使われ方としては、やはり昇進・昇格要件に取り入れています。課長昇進には何点以上、部長昇格には何点以上、といった具合です。また若手社員には積極的に学習してもらうためのきっかけとしているところも多くあります。
私が以前勤めていた会社では、新入社員教育の時に受験してもらっていました。あくまでも本人が現在の力を知り、今後の学習に活かしてもらうためで、人事考課とは全く切り離していました。もちろん配属先の上司にも公表していませんでした。その後は、年2回希望者を対象に社内で試験を実施していました。

一方、採用活動の一連の流れの中でTOEICを入れている企業はあまり聞いたことがありません。業務上で語学力が必要な業種・職種の選考過程でスコアを持っている学生さんには申告してもらい、参考にしている程度でしょう。

TOEICの主催団体の発表によると、新入社員の平均スコアは450点だそうです。ですから、もし500点以上のスコアをお持ちならば、履歴書や自己PRに書いてもよいでしょう。
まだスコアの無い方や450点以下の方は、ぜひ450点越えを目指して、日々少しずつ学習する習慣をつけていってください。学校にいるうちは、外国人の先生(ALT:Assistant Language Teacher)がいますし、語学教材や学習環境が準備されています。
社会人になってからでは、仕事終了後に語学学校に行くのは大変です。受講料をもずいぶんお高いようです。今のうちに、どうやって学習すればいいのか、自分に合った学習方法を見つけておくことです。そうすれば、効率よく上達できます。

※このコラムで、TOEICと言っているものは、TOEIC® Listening & Reading Test のことです。これ以外に、TOEIC Bridge や TOEIC Speaking&Writing Test がありますが、これらは、受験者数も少なくまだあまり一般的ではありません。企業内でも、一般的にTOEICと言ったらTOEIC® Listening & Reading Test をさします。

《就活キーワード:マインドフルネス mindfulness》

瞑想(めいそう)を手法のベースとして「集中力」を高めたり、自らの気持ちをコントロールできるようにしたりする、いわば「こころの筋トレ」のことです。

「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。1つのことに集中して行います。いつでもどこでも実践できます。
実践することで集中力が高まり、ここぞというときにベストパフォーマンスを発揮できるようになり、仕事や学習を効率よく進められるようになります。
ストレスの緩和や新しいアイデアの創造、ダイエット効果もあるといわれ、アメリカ・シリコンバレーのGoogleをはじめ多くの企業が研修に採用しています。日本の企業でも、取り入れるところが出てきました。セミナーも多く開催されています。

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書店に行けば、多くの関連書籍が出版されています。興味があれば、手に取って「自分に合っているな」と思える1冊から始めるとよいと思います。上記写真は、Google社の社内研修でのマインドフルネスについての取組を紹介したものです。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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