理系就活生向けコラム 最終回

応援

第24回 新社会人になる準備として

夏休みも終わり、また普段のキャンパスライフに戻っている頃でしょうか?皆さんはもう内(内)定はもらえたでしょうか?
今回(最終回)は、内定をもらえた方には、これから来年4月の入社日まで過ごし方について、私の考えを書いていきます。
一方、まだ内定を獲得できていない方には、いくつかのアドバイスをしたいと思います。

●すでに内定をもらえた方へ

1.内定式
10月1日に内定式をする企業が多くあります。企業はなぜ内定式を全国一斉に(同じ日に)行うのでしょうか?企業側からすると、内定を出した学生さんが本当に自社に入社してくれるのか?を確かめたいからなのです。
複数の内定を持っている学生さんもいます。でも体は一つ、一つの会社の内定式にしか出席できませんね。

この内定式後、企業の人事部門は、半年後の皆さんの入社準備を具体的に進めていきます。ですから、よっぽどの事情がない限り、内定式には出席してください。
そして、採用選考でお世話になった人事部門の方にはお礼を、参加してくださる役員・マネージャさん達には、顔と名前をしっかり覚えてもらいましょう。

2.入社までに何をすべき?
・必ず卒業してくださいね。
そうなんです。長いこと採用担当業務をしていると「単位が足りなくて卒業できません。内定を一年延長していただけませんか?」といったケースに出会います。ここは、会社によって対応が違うでしょうが、たぶん「来年、またエントリーから挑戦してください」となるでしょう。
最後まで気を抜かずに学業を修めてくださいね。

・社会のことを少し勉強しておいてくださいね。
就職活動中にも実行していたかもしれませんが、新聞を読むなどして社会情勢の基本的な知識はつけてください。
企業によっては、入社までの期間に課題を出すところもあります。なにも難しい勉強を求めているわけではありません。
自分でできることとしては、若手のビジネスパーソン向けの雑誌(日経アソシエ、THE 21など)をたまに買って読んでみるのもよいと思います。

・企業のこと、属する業界のことをチェックしておいてくださいね。
やはり新聞がソースになります。内定が決まっている企業のニュースがあればきちんと読んでおくこと。また、業界内の動きもチェックしておくことが大切で す。

・友人と密度の濃い時間を共有してくださいね。
社会人になると、なかなか学生時代の友人と行動を共にすることは難しくなります。しかし学生時代の友人は、貴重な存在です。学生時代の時間のあるうちに仲間との絆を築いてください。
社会人になってから、社内の先輩や同僚などに相談しづらいことでも聞いてくれるのが学友です。社会見学を兼ねた「卒業記念旅行」が人気のなのもよくわかります。

・健康管理には十分気を付けてくださいね。
長い人生、どこかで病気になってしまうことはあります。しかし、不摂生で病気になってしまうようでは社会人失格と言われてしまいます。学校でも毎年健康診断をしているでしょう。気になるところがあれば、治療しておきましょう。
4月1日のスタート時点でコケてしまうことだけは避けたいですね。

・入社にあたって不安なことがあれば、いつでも聞いてくださいね。
最後に、これはすべての会社の人事(採用)担当者の気持ちです。
社会人生活の実感がつかめない学生さんにとって、不安に思うことがたくさんあることは承知しています。内定式や企業からの連絡でその不安を解消しようと努めているのです。どんな小さなことであっても、不安に感じることがあったら人事(採用)担当者に聞いてください。遠慮などしてはいけません。
入社までは、人事(採用)担当者は皆さんの強い味方です。(入社後も、表立ってではく、陰から応援してくれる存在です)

●まだ内定を獲得できていない方へ

1.焦りは禁物
10月1日に内定式をする企業はたくさんあります。しかし、内定式後も採用活動を締め切るところばかりではありません。予定採用人数に達していない、採用したかった専門分野の学生さんと出会えなかった、などの理由があります。
どういった企業がまだ採用活動を続けているのかの情報収集がポイントです。リクルート会社のイベントは、「2020卒対象」と銘打った合同説明会に切り替わってきますが、こういったイベントに参加する企業の中にも、2019卒の学生さんがいればまだまだ対応します、というところがあります。イベント主催者に確認してみてください。
ハローワークからの情報もとても貴重です。「新卒応援ハローワーク」(静岡市、浜松市)という部門があってこまめな対応をしてくれます。一度、足を運んでみてください。

2.エージェント利用という考え方
社会人が転職する際には、職業紹介事業のエージェントを使うことが普通になっています。新卒の採用に関しても、本気で採用をしたいと考えている企業は、自社での採用活動と並行して、エージェントを利用するところが増えてきています。
皆さんにとって、エージェントを利用するメリットは何でしょうか? 

① 採用したい企業の本気度が違います。採用後の具体的なキャリアプランまで考えて求人を出しています。
② エージェントの担当者が、求人企業と直接接触していることです。経営者や人事担当者から具体的にどのような人材を採用したいかを聞き取りをしています。
③ もちろん求職者(皆さん)の費用負担はありません。


SJCにも、SJC AGENT(SJCエージェント)というサービスがあります。
ぜひ登録することをお奨めします。
SJCエージェント詳細・登録はこちら!

SJCエージェントの持っている情報から皆さんにマッチする企業を紹介してもらい選考に臨むことができます。
「納得就活」をサポートしてくれますよ。
SJCエージェントホームページはこちら!

志望企業を決める
3.就職浪人(留年)、大学院へ進んで2年後に再チャレンジ
選択肢としてはあると思います。今の(学生さんから見ての)売り手市場は当分変わることはないでしょう。しかし、1年(あるいは2年)先送りすることで得られるもの、失うものをしっかり考えてください。
また、この問題は自分一人で考えずに、親御さん、学校の先生、キャリアセンター(就職のカウンセラー)などともしっかり相談して結論を出すようにしてください。

冒頭にも書きましたが、焦らずに取り組んでください。就活は決して早い者勝ちではありません。
これまでのチャレンジしてきた採用選考を振り返って、うまく言った点、うまくいかなかった点を思い出してください。手ごたえがあった点は、さらに磨き上げましょう。
相手にうまく響かなかった点は、もう一工夫してみましょう。あなた自身の良い点・強みを前面に出して、粘り強く活動してください。

全24回にわたりコラムを書いてきました。皆さんのお役に立てたでしょうか?
変化のはやい時代です。昨日と同じことをやっていればいいといった時代は終わりました。確かに厳しい時代です。
しかし、裏を返せばチャンスがあちこちにあるはずです。皆さんが来年4月1日から、元気に社会人生活をスタートされることを祈っています。
お付き合いありがとうございました。これにて終了、ここで筆をおきます。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年 北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

PAGE TOP ↑