就活生向け応援コラム 第1回 今から何をする?(土壇場であわてないために)

応援

1.こんにちは、大庭純一と申します。まずは自己紹介から

就活生の皆さん、こんにちは。これから毎月1回のペースでコラムを書いていきます。Jerry*.Oこと大庭純一と申します。ぜひ、継続して読んでください。

私は大学の商学部・経済学科を卒業後、60歳で定年になるまで会社員として、日本の大手製造業、IT企業、アメリカ資本の製造業に勤務しました。職種は、一貫して経理、総務、人事分野です。
とくに採用/教育に関しては、大学での企業説明会~面接の最終選考まで、内定後のフォロー~新入社員研修まで多くの学生さんと接触してきました。

2.このコラムのねらい

皆さんはこれから、就活に関するセミナーや書籍類からいろいろな情報を収集していきます。学校の就職課(キャリアセンター)や先輩からも情報を得ることができます。

一方、皆さんの側からではなかなかわからないのが、企業側(選考する側)がどのように就活生の皆さんを見ているかです。
私は、最近の20年間は、採用の責任者として、多くの学生さんと接触してきました。 他の企業の人事(採用)担当者との交流もあります。

それらを踏まえて、会社説明会や面接での実際の出来事なども紹介しながら、今、皆さんができること、しなければいけないことは何か?企業側の本音をお伝えしていきます。

3.まずは、最初の行動を起こそう

6月1日、何の日だったか知っていますか?
皆さんの1年先輩たちの就職試験・面接の解禁日でした。これは、経団連*が参加の企業との取り決めで決めているものです。実際には、すでに内定をもらっている先輩もいるでしょう。ぜひ、先輩たちの活動状況も観察しておいてください。ゼミやサークルで知っている先輩からに聞いてみるのもいいでしょう。

また、SJCナビでは先輩たちの「就活体験談」を掲載しています。この体験談を読んで、ご自身の就職活動に生かしてください。先輩から就活アドバイスや応援メッセージも載せています。

今、皆さんができること、しなければいけないことは何でしょうか?
企業側は、2019年卒業生(=皆さんの1年先輩)の採用選考と並行して、2020年卒業生(=まさに皆さんです)を対象としたインターンシップを計画しています。学業に配慮して長期の休み(夏・冬・春)を利用しておこなわれるものがほとんどです。
「実際に行ってみたい企業のインターンシップがない」「志望業種・職種が決まっていない」「まだ就活の心構えが出来ていない」としても、ここは、企業とはどういうものか?どういう仕事があるのか?社会人はどういう働き方をしているのか?どうやって選考をしていくのか?などをいち早く知るチャンスです。
SJCナビでインターンシップ掲載中の企業一覧はこちら!申込受付中の企業も!

4.いまから準備しておくこと(土壇場であわてないために)

ここからは、少々耳の痛い話を書きます。でも来年の今頃、まさに志望企業の選考試験の時になって後悔しても遅いのですから!最後までお付き合いください。

すべて、多少の努力は要りますが、習慣にしてしまえば大きな負担なくできることです。自転車も最初の漕ぎ出しにはパワーが要りますが、走りだすと慣性が働き楽に進みますよね。実際に私が選考の場で感じてきたことです。あげだしたら切りがないのですが、3点に絞ってお話します。
(1)社会情勢を見ておくこと
(2)話す訓練、聴く訓練をすること
(3)英語を使えるようにすること
です。

(1)社会情勢を見ておくこと
これは、採用選考時の筆記試験対策ということではありません。もっと大きく、社会人になるための訓練の一つと捉えてください。
具体的には、新聞を読むことです。 ネットニュースでは十分ではありません。自分の興味のあるところだけでなく、紙の紙面全体を眺め、見出しを追い、役立ちそうな記事を読む習慣をつけていってください。自宅で新聞を読めない方は、学校の図書館や公共施設のロビーなどに新聞が備え付けてあるので探してみてください。
※マスコミ業界を目指す方は、全国紙(できれば2紙)をこれから1年しっかり読むことをお奨めします。
※金融、保険業界を目指す方は、全国誌+日本経済新聞を必ず読みましょう。

(2)話す訓練、聴く訓練をすること
人前で話す訓練をしましょう。といってもなかなかこういった経験を積む機会は少ないと思います。
ゼミの発表や授業での質問などの機会を積極的に利用しましょう。
そして自分の発言内容が相手に伝わっているかを、相手やその場にいた人に聞いてフィードバックをもらいましょう。話すスピード、言葉遣いなどについてもアドバイスしてもらいましょう。

さらに、あるテーマで意見交換する際には、相手の発言の意図をしっかり理解したうえで、自分の意見を言うことが出来ているでしょうか。友人などと集まってディスカッションをして、そのあとでお互いにフィードバックすることもやってみてください。
実際の面接試験では、緊張のあまり思っていることの半分も発言できなかった、と聞きます。緊張してあがってしまうことは仕方ありません。しかしこういった状況下でも、意見をしっかり伝えられるかどうかは訓練をして、場数を踏むことしかありません。普段から意識して挑戦してください。

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(3)英語を使えるようにすること
企業によって、求めるレベルの違いはあるでしょうが、今後英語はますます重要になってきます。
面接で「どのくらいの英語力がありますか?」と質問すると「英語は......」といって黙ってしまう方が多くいます。
企業側も、採用時点でビジネス上必要となる英語力を求めているのではないでしょう。
今現在の自分のレベルを把握しているか?どういった努力をしているか?を答えられれば、私は良いと判断します。
その上で、入社後例えば30歳くらいまでには海外出張に行けるレベルを目指します。くらい言えると頼もしく思います。

最近では、学校でTOEIC®を受験できるところも多いようです。就職を考えるならば、英検やTOIFLではなくTOEICを奨めます。新入社員のTOEICの平均が450点といわれます。ここを目標にするといいでしょう。
英語を勉強しなくてはならない!となると、時間と決して少額ではないお金を使って英会話学校などに通う方がいます。決して悪いことではないですが私は、テレビ、ラジオ、ネット上の学習ツールを使って毎日10分でも英語に触れることをお奨めします。

そして自分のめざす業種や職種が必要とする分野に特化した勉強をしてください。具体的に言えば、英文の技術書を読むことであったり、外国人ツアー客を相手に話すことであったりするでしょう。またメールのやり取りで、書く力が必要な仕事もあるでしょう。英語をペラペラしゃべれるようになろうという考えは捨ててもいいでしょう。
※ただし、商社・物流・貿易会社への就職を志す学生さんは、いまからでもしっかりトレーニングしましょう。履歴書に書いても恥ずかしくないレベルを目標にしましょう。私の感覚では最低でも600点くらいでしょうか。書類選考で必ずチェックされるポイントだからです。

以上、かなり厳しめに書きましたが、日々の日課に組み込んで習慣化することです。試験・面接が迫ってきてからでは間に合いません。今からならば、1年近くの時間があります。日々の小さな積み重ねで、余裕と自信をもって試験・面接を受けられるよう、頑張ってください。

このコラムに対する質問、就活全体についての質問がありましたら、「学生お問合せ」(info@sjcnavi.com)から連絡ください。できうる限りお答えします。

次回(7月)は、自己分析(自分の強みを見つける)について書いていきます。


*Jerry の由来:かつて外資系の企業に勤めていたころ、職場のアメリカ人にとっては“じゅんいち”という名前は発音するのが難しく覚えるのも面倒だったのか、「今日からJerryと呼ぶよ」と宣言されてしまいました。WilliamはBillの愛称で呼ばれるのと同じ感覚なのでしょう。また、巨漢のアメリカ人からみて小柄の私は、Tom&JerryのJerryのイメージもあったのでしょう。

*経団連:経団連は、日本の代表的な企業1,376社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47団体などから構成されています(いずれも2018年5月31日現在)。その使命は、総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することです。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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