就活生向け応援コラム 第8回 エントリー・就活本番に向けた心構え

応援

質問にお答えする前に

新年を迎え、いよいよ就活本番です。すでにインターンシップなどを通して企業との接触を図っている方もいます。一方、出遅れてしまった!と焦りを感じている方もいるでしょう。これからは、「集中して」就活に打ち込んでいきましょう。
ここで「集中して」と言いましたのは、学生の本分である学業(卒業論文、卒業制作、研究活動など)や卒業までの学友たちとの活動もやりつつ、就活も悔いの残ることのないようにベストを尽くすということです。シチュエーションごとにしっかり気持ちを切り替えて、実りあるものにしてください。試練あり、葛藤あり、憤ったり、泣いたりすることもあるでしょう。でも10年後には、きっといい思い出になるはずです。 自分に自信をもって、前進しましょう。

皆さんからの質問にお答えする前に、これから(2月以降に)開催されるSJC主催の「シズオカの会社発見!セミナー」についてのご案内です。

☆しずおかU・Iターンセミナー:東京(関東地域)の学生さん対象
☆インターンシップ&仕事研究セミナー:静岡・浜松・沼津・豊橋・志太榛原で開催
☆シズオカの会社発見!セミナー合同会社説明会:静岡・浜松・沼津・志太榛原で開催
詳細は、URLから確認してください。

・SJCナビ2020就活イベント一覧
https://sjcnavi.com/2020/event/index.html


今月の就活キーワード:AIと仕事の未来

これから就活準備を始めるのですが、何から始めていいのかわかりません。

少々出遅れてしまいましたね。でも焦ってはいけません。
まずは、してはいけない事から。慌てて動いて、とりあえず出会った(縁のあった)企業に対して全力で活動を始めることです。運良く内定・入社となったとしても社風が合わない、あなたの働き方や長所を生かすことができない職場だったりして後悔する結果になってしまいます。
やはり手順を踏んでひとつずつ進めることです。ただし時間的な余裕がないので、いくつかの手順を並行して進めることもしなければならないかもしれません。

1)自分自身でできる準備:社会人になって実際に働くことをイメージして
・自己分析をする(強みは?夢中になれることは?人よりうまくできることは?)
・自己分析を客観的に見直す(親や親せき、友人などに聞いてみる)
・自分に向いている働き方から職種を絞り込む。
・進みたい業界を選び、業界の特色と業界中のプレーヤー(企業)を研究する。
・具体的な企業研究を始める。

2)企業との接触を図る
・学内のキャリアセンターなどに足を運び情報収集をする/アドバイスをもらう
・学内などの会社説明会に参加して、情報収集をする。
採用担当者とのコンタクトを図る(単にブースを訪ねて「訪問表」を提出するだけでなく「質問」を用意しておきましょう)

Q2:就活本番に向けて気をつけるポイントを教えてください。

1)スケジュール管理をしっかりしましょう。
学校の授業と面接が重なったり、志望しているいくつかの会社の面接が重なったりしてしまうことが出てきます。スケジュールが分かった時点で調整依頼をすることも可能です。うっかり気づかずにせっかくの機会を逃さないよう、スケジュールは一元管理しましょう。

2)情報管理をしっかりしましょう。
選考(面接)前には、自分が提出したエントリーシートを読み返しましょう。特に志望動機に何を書いたかは会社ごとに違うことを書いているでしょうから確認をしましょう。

3)時間厳守を心がけましょう。
遅刻は絶対に避けたいものです。交通渋滞や不慮の事故で交通機関に遅延が出ることはよくあります。志願者全員が遅れるようなトラブルは致し方ありませんが、十分時間の余裕をもって行動しましょう。事前に会場の場所も確認しておきましょう。

Q3:就活準備イベントやインターンシップに参加したり、企業研究・面接対策を進めたりしていますが、他に何を準備すればいいですか。

A3:しっかりと準備されていますね。まずは、これまでの経験・対策を整理してまとめておきましょう。

インターンシップで「何を得たのか?」企業研究では、その会社の「どこに注目したのか?」などです。
もし希望している企業が店舗を持っているのならば覆面調査員のようにして訪問する、または製品を見る・触れることができるものならば実際に体験してみるなどをしてみましょう。面接でまず間違いなく聞かれる志望動機の回答に厚み(現実味)が出ます。

面接対策として、想定問答集などを作って準備万端!という方もいるでしょう。ただし一つ落とし穴があります。
それは、発声と姿勢です。
これらは自分自身では、どこまでできているのか?どこに問題がありそうか?簡単にはわからないものです。学校のキャリアセンターでの模擬面接を受けてみる、親や社会人の先輩に見てもらう、などしてもらいましょう。スーツの着こなしや歩き方・礼の仕方ももちろん大切ですが、これは後からでも覚えて身につければできること。

面接突破には、質問の意図を汲んで正しく答えるだけでなく、背筋を伸ばして明瞭かつ活力ある回答をすることが高評価につながります。

グループディスカッション

Q4:エントリーする企業の決め方を教えてください。たくさんエントリーした方がいいのでしょうか。

A4:入社したいのは「この一社!」といって一つの企業にすべてを賭ける、というのは無謀です。
そのような方はまずいらっしゃらないでしょうが、中には迷って決められなかったり、タイミングを逸して結局一社しか受けられずに終わってしまったりといった方もいると聞きます。
その一社に入社出来れば問題ないのですが、失敗してしまうと留年や大学院進学などを選択せざるを得ないという現実があります。

何社エントリーをしたらよいのか?具体的に数で答えるのは難しいのですが、以下のように考えてはいかがでしょうか。
まず本命企業が1~2社あるとします。
そのほかに何となく気になる企業、自分の可能性を試してみたい企業をいくつか見つけておきましょう。これ以外に、力試しに受ける企業を最低一つ見つけましょう。この企業は他の企業より選考スケジュールが早くスタートすることが必須条件です。本命企業の選考の前の練習です。

企業側からするとあまりうれしいことではないのですが、今の売り手市場においては仕方ない部分があります。
力試し(滑り止め?)として選考に臨んでくる学生さんの中からも、選考を重ねて自社の良さを理解してもらう努力をして採用に結びつけるケースもあるのです。

結論は、本命企業の選考スケジュールの前に少なくとも一社の選考に臨めるようにスケジューリングすることです。現時点で本命といえども、全体の選考のプロセスを通じてもっとよい・自分に合った企業が見つかることもあります。
自分のアンテナには引っかからなかったけれども、周りの評判やアドバイスをもらった企業にも挑戦してみることもお奨めです。時間のやりくり、金銭面での負担も大変でしょうが、悔いを残さぬようしっかり取り組んでください。

来月は、個人面接に関する質問にお答えしていきます。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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