就活生応援コラム 第3回企業とはどのような活動をしているのか?【1】

応援

1.BtoB(B2B)とBtoC (B2C)について

  • マーケティングとイノベーション
  • 1.B to B(B2B)とB to C (B2C)について
  • 2.売上げ(年商)、利益(営業利益、経常利益)を理解しよう
  • 3.どうやって利益を得ている会社なのか?を調べよう!
  • 今月の就活キーワード:企業の目的は?

    ビー・トゥ・ビー、ビー・トゥ・シーと読みます。Bはbusiness の頭文字 Cはconsumer の頭文字です。これらは、企業を取引の形態から見た分類です。(*1)
    B to Bは企業間の取引の形態です。

    【例】製鉄会社は高張力鋼板を、ガラス製造会社は強化ガラスを、照明機器製造会社はヘッドランプを、触媒メーカーは排気ガス用触媒担体を自動車会社に提供(販売)します。

    これらはすべて企業間取引です。(*2)
    B to Cは企業と一般消費者との取引の形態です。

    【例】外食チェーンを運営する企業は、自社の店舗で一般消費者向けにフードサービスを提供します。
    小売業(百貨店・スーパーマーケット)は一般消費者に商品を販売しています。

    これらは企業と消費者間の取引です。百貨店には、外商部と言われる部署があってここでは法人(企業)向けに商品販売をしていますが(B to B)、全体に占める割合はごく一部です。

    ここで、誰でも知っている企業を例にとって企業の事業展開の説明をします

    ユニクロはご存知でしょうか?知らない人はいないのではないでしょうか。さてこの「ユニクロ」は会社名でしょうか?答えはNOです。株式会社ファーストリテイリングという会社です。本社は山口県山口市です。(東京六本木に別に本部という組織がありますが)社長は(代表取締役会長兼社長)は、柳井正さんです。

    「ユニクロ」は事業をする上でのブランド名なのです。「GU」も同じくこの会社の事業ブランドです。
    皆さんが目にするのは衣料品を販売している会社ですよね。しかし、単に(完成品の)服を仕入れてきて店舗で販売しているのではありません。
    ホームページを見ると詳しく書いてありますが、R&D(*3)(デザイナー/パタンナー)⇒マーチャンダイジング(商品企画)⇒素材開発・調達⇒生産(海外)⇒店舗(あるいはEコマース)というように流れています。
    また、在庫コントロール、マーケッティング、カスタマー・クリエーションといった部門もあります。衣料品の販売だけでなく素材の開発から製造(糸を染色し、布にし、裁断し、縫製する)までもやっています。それも海外の複数の国で生産し、販売も複数の国で行っています。単なる小売業ではくくれない製造業でもあるのです。(ヒット商品に「ヒートテック」があります。これは東レという繊維会社と共同研究しています。これはBtoBの取引形態です)

    いろいろ紹介したいのですが紙幅の制約もあるのでこの程度にします。なぜ、「ユニクロ」の例を出したかだけ説明します。
    1.ホームページに企業理念、トップメッセージ、会社概要、事業内容、沿革、ニュースリリースなどが網羅され、皆さんが今後企業研究をする際の参考になるからです。
    https://www.fastretailing.com/jp/about/
    2.経営者、柳井正氏の著書をぜひ読んでいただきたいからです。山口県の小さな紳士向け衣料店からグローバルな企業を築いた経験が書かれています。失敗と苦労の物語、そして常に挑戦する経営者の姿を読むことができます。
    『一勝九敗』『成功は一日で捨て去れ』(新潮文庫)ともにコンパクトな本です。通学の時間にでも十分読めます。

    本

    (*1) B,C以外にもGなどを見かけることがあります。Gはgovernmentのことで す。BtoGは、公共工事など「官」の仕事のみに特化した企業の取引形態です。GtoCは行政が住民に対して行うサービスのことです。また、CtoCは職人さんが個人からの注文で生計を立てているようなケースです。いろいろありますが、BtoB, BtoCの二つを理解していれば問題ありません。

    (*2) 静岡県の西部、中部地域では自動車関連の産業が発達しています。ここで例にあげたヘッドランプや触媒担体を製造する日本を(世界を)代表するメーカーがあります。ここでは社名は出しませんが、興味のある方は、業界研究、企業研究をしてみ てください。

    (*3) R&D (research and development) 研究開発のこと

    「2.売上げ(年商)、利益(営業利益、経常利益)を理解しよう 」はこちら。

    【プロフィール】

    履歴書

    Jerry O. (大庭 純一)
    1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
    ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
    会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
    人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
    面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

    *Jerryとは:以前、外資企業に勤めていたことがあります。アメリカ人の社員たちは社内でも、お互いを「姓」ではなく「名」の方で、それもニックネームで呼び合います。Jun’ichiという名前は長くて発音しづらい、覚えられないということで「お前はJerryということでよろしく」となり、つけられた呼称です。体もあまり大きくないので“Tom & Jerry”のJerryのイメージもあったのでは?厳しい仕事をしながらも、このような職場内の人間関係を楽しいものにしていくAmericanなスタイルは、日本の職場でも学ぶところがありますね。

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