就活生応援コラム 第3回企業とはどのような活動をしているのか?【2】

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2.売上げ(年商)、利益(営業利益、経常利益)を理解しよう

  • マーケティングとイノベーション
  • 1.B to B(B2B)とB to C (B2C)について
  • 2.売上げ(年商)、利益(営業利益、経常利益)を理解しよう
  • (1)売上げ(年商)について
  • (2)利益(営業利益、経常利益)について
  • 3.どうやって利益を得ている会社なのか?を調べよう!
  • 今月の就活キーワード:企業の目的は?

    (1)売上げ(年商)について

    企業研究をする上で必要な会計の知識をお伝えします。

    会社説明会などで、「前年度の売上高は○○億円でした。今期の目標は○○億円で対前年比○%のアップを見込んでいます」「利益は順調に推移していて・・・」といった説明があります。

    売上高とは、企業が1年間(会計年度といいます)に事業活動を通じて顧客から頂いたお金(現金だけでなく掛け売りも)の総額を言います。「年商○○円」というのも、売上高と同じく考えていいでしょう。

    3月決算といえば、その会社は4/1 から3/31までの1年間を会計年度にしています。日本の会社は大多数が3月決算です。海外の企業は12月決算(1/1~12/31)が多いようです。
    大企業は1年間の決算のほかに年4回決算をします。企業規模が大きくなると、その経営状況が、出資者(株主)、取引先、金融機関などの関係者(ステークホルダーといいます)に与える影響が大きいため、タイムリーな情報開示が要求されるからです。
    これを四半期(しはんき)決算といいます。第一四半期、第二四半期…のようにいいます。1Q、2Q…のように書いてあることもあります。(Q:quarter)

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    (2)利益(営業利益、経常利益)について

    利益とは、売上高げからコストを引いた残りのことです。
    残りがプラスであれば利益が出たということで「黒字」といいます。マイナスになってしまったら損失で「赤字」といいます。
    厄介なのが、利益というものが5種類あるのです。

    (1)売上げ総利益(または粗利(あらり)、gross margin)
    (2)営業利益
    (3)経常利益(けいじょうりえき)
    (4)税引き前当期利益
    (5)当期純利益

    それぞれ意味があって重要なのですが、就活の際に企業研究をするときは、とりあえず(2)営業利益か(3)経常利益に注目すればいいでしょう。

    (2)の営業利益は、その企業が本業(自社の事業分野)での活動の結果としての利益(損失)を表しています。売上高から材料費(仕入れ)、労務費、販売費、管理費などを差し引いたものです。

    (3)の経常利益は、営業利益に本業以外で発生した益や損を加味したものをいいます。金融資産の配当を受け取った(+)、借入金の利息を支払った(-)などです。

    「利益は○千万円でした」という説明だったとしたら、(2)なのか(3)なのか、もしかして(1)のことを言っているのか確認しなければいけません。過去との比較や他社との比較をするときに、間違えてしまいます。

    企業の業績を見るときには、過去3年から5年ぐらいは遡って売上げや利益の推移を見ましょう。『会社四季報』(就活用の『就活四季報』)などをみて、プロの第三者の評価も確認しましょう。

    「3.どうやって利益を得ている会社なのか?を調べよう!

    【プロフィール】

    履歴書

    Jerry O. (大庭 純一)
    1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
    ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
    会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
    人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
    面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

    *Jerryとは:以前、外資企業に勤めていたことがあります。アメリカ人の社員たちは社内でも、お互いを「姓」ではなく「名」の方で、それもニックネームで呼び合います。Jun’ichiという名前は長くて発音しづらい、覚えられないということで「お前はJerryということでよろしく」となり、つけられた呼称です。体もあまり大きくないので“Tom & Jerry”のJerryのイメージもあったのでは?厳しい仕事をしながらも、このような職場内の人間関係を楽しいものにしていくAmericanなスタイルは、日本の職場でも学ぶところがありますね。

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