就活生向け応援コラム 第4回 どのような就活準備をしたらいい?【3】

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Q3.今のうちにどのようなスキルを磨けば面接で「おっ」と思ってもらえますか?

難しい質問ですね。フランス語がネイティブ並みに話せる、数学オリンピックに出場経験がある、などと聞くと「すごいな~」とは思いますが、その仕事が会社の業務に直結していなければ、積極的に採用する動機にはならないでしょう。(プラスの評価にはなりますが)
私の経験からいくつか例をあげてみます。

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・履歴書の手書きの文字がとても美しい。
直接、仕事の出来ばえを左右する技能ではありませんが、もしも合否ラインにあったとしたら「合格」にしたくなりますね。
仕事だけでなく、日常生活においても役にたつものです。今からでも、文字の練習をするのはお勧めです。
履歴書の文字が美しかったとある学生の話を聞いてみると小学校のころから始めた書道をいまでも続けていて硬筆(ペン習字)だけでなく毛筆も結構な腕前だとか。世の中がデジタル化した中でも、アナログのよさは残ります。

・立居振舞が美しい。
これは就活対策で簡単にできるものではありません。面接試験の時には、椅子にしっかり腰かけて(深すぎず、浅すぎず)背筋を伸ばして顎を引いて…と言われて皆さん意識しています。しかし、その前後、会社受付や通路の歩き方まで気配りが出来ていない方がいるので気をつけましょう。

私の友人に、もと宝塚の宙組の娘役で活躍していた方がいます。娘役ですから小柄な方です。しかし、何百人も入る会場の中にいてもすぐ居場所がわかりますし、壇上にあがってスピーチをすると堂々としたものなのです。無意識ながらも常に美しい姿勢を保つことが出来ているのです。まさに宝塚での日々の訓練の賜物です。武道をやってきた方にも言えることでしょうね。
皆さんも、例えば今日の午前中は、タカラジェンヌ、剣道の師範になったつもりで美しい立居振舞に意識して行動してはいかがでしょうか。

・笑顔がさわやか。
就活対策としてお化粧の講習を実施してくれる学校もあると聞きます。髪型やリクルートスーツの着こなしもです。こうした表面的なことも大切ですが、自然に現れる表情、特に「笑顔」は重要です。
就職後も(いい意味で)かわいがられる部下、取引先や顧客から愛される社員になる大事な要素です。私にはとうてい指導できませんが、こういったセミナーなども結構開催されているようです。参加してみるとよいでしょう。

・いま学校で取り組んでいる研究活動に注力してください。
それがそのままの形で仕事の役にたつことはまずないでしょうが、学びの過程で苦労して得た経験こそが大切だと思います。
「どのように課題に取り組み、どのようにもがいて悩んで、目標に挑戦し、成果をあげたのか」これを言語化しておくといいでしょう。

「4:就きたい職業が決まらなくて困っているのですが、どうしたら見つけられますか?」はこちら。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

*Jerryとは:以前、外資企業に勤めていたことがあります。アメリカ人の社員たちは社内でも、お互いを「姓」ではなく「名」の方で、それもニックネームで呼び合います。Jun’ichiという名前は長くて発音しづらい、覚えられないということで「お前はJerryということでよろしく」となり、つけられた呼称です。体もあまり大きくないので“Tom & Jerry”のJerryのイメージもあったのでは?厳しい仕事をしながらも、このような職場内の人間関係を楽しいものにしていくAmericanなスタイルは、日本の職場でも学ぶところがありますね。

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