就活生応援コラム 第5回 皆さんからの就活の質問にお答えします【4】

応援

Q4.普段控えめな性格なため、自分をアピールする方法がわかりません。

控えめな性格だからアピールが苦手、と考えるのはよくありません。(ちょっと厳しいかな?でも最後まで読んでください!)

会社説明会での質疑応答、面接やグループディスカッションなどで、真っ先に手を挙げて発言するような、積極的で押しの強い学生さんに圧倒されているのではないでしょうか?

心配する必要はありません。また、こういったアグレッシブな学生のマネをして、がんばって張り合おうとしてもうまくいかないでしょう。
では、どうすればいいか?

あなたが自分自身について思っている「控えめな性格」というものの正体は何でしょう。「控えめ」と表現してしまうと、若干、ネガティブに聞こえますが、あなたならではの強みを考えてみましょう。

・人の話をしっかり聞き、状況を正しく判断してから行動を起こす「慎重さ」
・実行のプロセスをしっかり描いてから、最後までやり切る「責任感」
・しっかり考え抜くことですべての点を考慮に入れて、自分が納得するまで自身と対話し続ける「内省」
・周囲の人の感情を察することができ、彼ら・彼女らの眼で世の中を見ることができる「共感性」
・問題解決が得意で、さらなる困難がきてもうろたえることなく分析をし、何が悪いのかを突き止め、解決策を見出すという挑戦を好む「回復思考」
・初対面の人との関係構築はあまり得意ではないかもしれませんが、いったんともに活動しだすと積極的に関係を深めていける。相手にも安心感を与えることができる「親密性」

などがあるのではないでしょうか。

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企業側(採用側)からすると、確かに、積極的にアピールしてくる学生さんは印象に残ります。
逆に、そのアピールが本物なのか、準備してきたものなのかを冷静な眼で見極めているのです。職種がいろいろあるように、それらに向く/向かない気質というものがあるのです。

特に、面接でのアピールというのは、発話の回数や時間では決してありません。
押しの強い学生さんの発話が10だとしたら、2でも3でもかまいません。しっかりと考えてきた内容を、質問者の意図に沿って、落ち着いてゆっくりと回答すれば大丈夫です。

働くということを陸上競技に例えればマラソンだと思います。100m,200m といった瞬発力勝負の短距離競争ではありません。目標に向かって、ペース配分を考え着実に進んでいくことが求められます。
「控えめ」というように考えずに、あなたなりの気質で仕事にどう取り組むかをアピールするとよいでしょう。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

*Jerryとは:以前、外資企業に勤めていたことがあります。アメリカ人の社員たちは社内でも、お互いを「姓」ではなく「名」の方で、それもニックネームで呼び合います。Jun’ichiという名前は長くて発音しづらい、覚えられないということで「お前はJerryということでよろしく」となり、つけられた呼称です。体もあまり大きくないので“Tom & Jerry”のJerryのイメージもあったのでは?厳しい仕事をしながらも、このような職場内の人間関係を楽しいものにしていくAmericanなスタイルは、日本の職場でも学ぶところがありますね。

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