就活生応援コラム 第6回 皆さんからの就活の質問にお答えします【1】

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Q1.なんとなく人をサポートする仕事が良いと思い、漠然と事務職が良いなと思っています。事務職はどんな仕事ですか?向いている人とはどんな人ですか?

事務職といっても範囲が広いのですが、ここでは企業全体から、技術職(エンジニア)、営業職、販売職、研究職、現業職そして管理監督職(マンジメント層)を除いた全てとします。
具体的には、総務・経理・人事・法務・知財特許・秘書などがあります。また、工場や営業所、研究所などで上記の仕事をする管理部門もあります。

「事務職」については、特に単純な作業の反復といった仕事はなくなっていきます。
すこし古い例ですが、電話交換手という仕事はなくなりました。文書係といって、上司の指示で文書をタイプライターで清書する仕事ももうありません。
現在進行中のものとしては、銀行の窓口業務(テラー)があります。ATMがその仕事の大半を奪いました。完全に事務職とはいえませんが、スーパーマーケットのレジ係はセルフレジに、ホテルのフロント係は自動チェックイン/アウト機に置き換わっています。無人コンビニも実験店舗ができています。
ICTの進歩で、一人一台PCを使うようになり、業務ソフトウェアも進化しています。さらにAIの進化が定型業務を駆逐していきます。

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こういった現実を踏まえ、いわゆる昔ながらの事務職は消滅し、「事務専門職」になっていきます。
総務部門では、労務関係の法律知識(労働基準法や労働安全衛生法など)社会保険関係の法規、給与に関する税務知識が必要です。
経理部門では、会計の知識に加え会社法・税法などの知識が必要です。

事務職を考えておられるのなら、入社後にどのような専門分野で活躍していきたいのかを考えて就活をすることをお奨めします。
会社説明会などで「事務職」にどのような仕事がありどのような能力や資質が求められるのかを質問しましょう。

これからの事務専門職は、今まで以上に、自分の担当する分野の専門性を深めると同時に他の専門家とコミュニケーションをとって仕事する能力が求められます。
ハードな仕事ではありますが、やりがいのある仕事です。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

*Jerryとは:以前、外資企業に勤めていたことがあります。アメリカ人の社員たちは社内でも、お互いを「姓」ではなく「名」の方で、それもニックネームで呼び合います。Jun’ichiという名前は長くて発音しづらい、覚えられないということで「お前はJerryということでよろしく」となり、つけられた呼称です。体もあまり大きくないので“Tom & Jerry”のJerryのイメージもあったのでは?厳しい仕事をしながらも、このような職場内の人間関係を楽しいものにしていくAmericanなスタイルは、日本の職場でも学ぶところがありますね。

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