就活生向け応援コラム 企業研究を進めよう

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企業研究を進めよう

Q1:企業研究で調べるべきポイントは何ですか?

A2:企業が公開している情報と自分から調べる項目に分けて説明します。

1)企業が公開している情報を調べる
これは、必ずやっておくべきことです。
当然、あなたと同じ企業を目指している学生さんたちもやっていることです。ここで差を付けられたのでは圧倒的に不利になってしまいます。

具体的に調べるポイントは
企業のホームページ/会社案内
採用ページだけでなく、会社概要、財務状況、営業活動の内容、拠点など全体に目を通してください。企業によっては、過去の成功事例、将来への研究開発の取り組みなどを載せています。ここにも注目です。

会社四季報/会社情報
これは、主に投資家向けにかかれている企業評価をまとめたものです。企業ではなく第三者の目で企業の営業状況を評価しています。将来展望や業界でのスタンスも書かれているので一読しておいてください。
最近は、「就職四季報」も刊行されています。学校のキャリアセンターや公共の図書館にも備えてあります。

2)自分から調べる項目
ここで紹介する項目をどこまでできるかで、他の応募者との差別化ができます。

・学校のキャリアセンターから得られる情報
まず、皆さんの学校のOB/OGがその企業に在籍しているかどうか(採用実績があるかどうか)尋ねてみましょう。
あれば、OB/OGを紹介してもらえる可能性があり、そこから企業の内部の生きた情報が得られます。
もしいなくても、求人票が来ていれば、キャリアセンターの職員はその企業と何らかの接触があるはずです。企業によっては、人事担当者が求人票を持参してキャリアセンターを訪ねています。対応したキャリアセンター職員から、生の情報を聞くこともできます。
キャリアセンターを積極的に活用してください。

非公式な会社訪問
ここでいう会社訪問とは、企業にアポイントを取っていくものではありません。小売/サービス業だったら、実際の店舗に行ってみる。サービスを体験してみる。
製造業だったら、製造所/工場の周りを歩いてみる。観察力を活かしてどのような企業なのかを感じ取るのです。よく言われるのが、清掃の状態、社員の服装や動作、表情を観察することです。また、こうした体験をしておくことで、選考段階に入ってからの面接などで、志望動機の説明や会社への質問でインパクトのある発言ができ、面接官に強い印象を与えることができます。

企業研究

Q2:企業研究を進めていくうちに、興味のある業界や企業が出てきました。
「業界を絞らないほうが良い」とアドバイスをいただくことがありますが、それはなぜですか?

A1:今の時点である程度、業界や具体的な企業名まで絞り込めているのは、とてもいいことです。
ぜひ、その中から1社を選んで、企業研究をしてみてください。(具体的な調査ポイントはQ2を参照ください)

実際にインターンシップや会社説明会に参加し、人事担当者やOB/OGなどとの接触をして、その会社を知れば知るほど好感度も上がり、ますます志望の意志が高まってくるものです。
(心理学でいう単純接触効果/ザイオンス効果です)また、名前を聞いたことがある、商品・サービスを知っている企業には親しみを感じてしまうものです。

ですが、気をつけてほしいことは、1社に決め打ちして活動を続けていると、万が一途中で先に進めなくなった時の軌道修正が難しくなってしまいます。
選択肢は多く持っておきましょう。本当に絞り込むのは、最終面接の段階です。


しかし、まだ全く知らない業界や企業、出会ったこともない企業にもあなたにとっての理想的な職場があるかもしれません。
企業研究をつづけて、未知の業界、企業についても知識を増やしていってください。

Q3:Uターン就職を考えていますが、企業研究はどう進めればいいですか?

A4:静岡県から離れて遠方の大学で学んでいると、就活に関しては時間的な制約や金銭的な負担がたいへんです。これらの点に関しては、企業の採用担当者は十分に理解していますしそれなりの配慮はしています。
理解も配慮も感じられないようであれば、県外校から採用する意思がないのかもしれません(過去の採用実績を調べてみましょう)そうであれば、さっさと見切りをつけることです。

一方、私の(勤務していた企業の)場合は、できることなら県外の学校で何年か親元を離れて生活をしてきた学生さんの方を優先して採用したいと考えていました。そのために、首都圏、中部・近畿圏の学校訪問や合同説明会にも足を運んでいました。

企業研究の進め方は、A2と同じです。「非公式な訪問」のところは、帰省時に効率的に行動できるような準備が必要です。
また、静岡県内で主要な活動をしている企業でも出先機関(営業所、工場、研究所)などを県外に持っているケースがあります。ホームページ等で調べてこういったところを見学することもお奨めです。

採用に関して意中の企業があれば、Uターン就職を考えているとの意思表明をすることです。採用担当部署に対して、意思表明とあなたの地域で説明会があるか、県内の説明会の予定はあるかなど前もって情報をほしい旨を伝えることはできるでしょう。
県外の学校からも積極的に採用したいと考えている企業であれば、親身になって応えてくれるはずです。

《まとめ》

繰り返しになりますが、自己分析をして発見した自分の強みをベースに、職種を考え、業種を見つけ、業種の構造やプレーヤー(所属している企業)を見たうえで、志望する企業絞り込んでください。(10社程度は候補にあげるといいでしょう)そのうちの1社について研究をしてみてください。要領がつかめれば、興味や志望度で続けて何社か調べていくことはそう難しくないはずです。

就活セミナーなどで、第一印象が重要だと言われていると思います。挨拶(声・表情・姿勢)や服装(身だしなみ)などが協調されます。確かに最低限のマナー違反はマイナスの印象を与えます。でも実際には、挨拶や服装に関して皆さんはとてもよく出来ているのです。

採用担当/責任者を長くやってきた私の考える第一印象はちょっと違います。皆さんと企業の採用担当者とのファーストコンタクトは、合同企業説明会、学内企業説明会、企業主催の説明会でしょう。
そこで、自社にどれだけ興味を持ってくれているか、あらかじめ研究してくれているのか、どのような働き方をしたいのか(おぼろげながらでもいいので)イメージがあるのか、が伝わってくるかどうかなのです。

就活の第一歩/スタート時点である採用担当者とのファーストコンタクトで、いかに自身を印象付けられるかを考えてください。

【ライタープロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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