就活生向け応援コラム グループディスカッション対策

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グループディスカッション対策

Q1.たくさん発言をした人の方が評価が高いですか?
自分から発言することが苦手で、積極的に意見を出すことができません…。

ディスカッションというのは、参加者の多様な意見を出し合うことで課題に対するよりよい結論を導くためのものです。ですから単に、賛成です・反対ですと言った意思表明だけでなく、自分の考えを発言したいものです。

発言が多ければよいとも言えませんので注意が必要です。
ありがちなケースとしては、いろいろな意見を言いっぱなしで議論の流れを乱してしまう、他人の発言の機会を奪ってしまう、他人の発言の趣旨を理解することへの意識が不足している、などがあります。

この質問の方のように、積極的に発言することが苦手なタイプの方は、他人の発言をしっかり理解しようとし、ひらめきや思いつきをすぐ口に出したりはしないでしょう。
こういった方は、積極発言派に対抗して一生懸命発言しようとしてもうまくいかないでしょう。
あなたならではの気質(=強み)を活かして貢献することを考えましょう。その気質とは、全体感(場や議論の流れ)をつかめる、慎重派、冷静、共感力などでしょう。

いくつかの意見が出てきたタイミングで、
・それらの意見に欠けている(補足したい)視点の追加提案
例:「Aさんの意見と基本的には同じですが、こういった考え方(見方)もあるのでは?」

・提出された意見に対して、議論の方向づけ(交通整理)の発言
例:「私もBさんの意見と近い考えです。Aさん、Cさんも大筋で同じ方向性ですね。Dさんはちょっと違う見方ですが、○○の点はどう考えますか?」

など、自分の強力な意見/アイデアがなくても議論に積極的に参加する手段はあります。
提案力(アイデア出し)で貢献するばかりではなく、議論の進行での貢献の仕方もあるのです。

Q2:役割を決めた方がいいとありますが、リーダーをやった方がいいですか?

結論から言うと、どの役割でも議論に参加して目的(=結論をまとめること)に貢献することはできます。リーダー役は目立つだけにチャレンジのし甲斐があると同時に力を出し切れずに終わってしまう危険性もあります。

積極性のアピールのためにリーダーに立候補する方が多いようです。
こういった方への注意点です。
リーダーは自分の意見をもつことはいいのですが、まずメンバーの意見を引き出すことに注力しましょう。自分で意見を出し、その方向で議論を進めて結論に導いてしまっては、グループとしてのディスカッションの意味がなくなります。
また、メンバーから多くの意見が出て収集がつかなくなるケースもあります。一旦立ち止まって方向性を定めるのもリーダーの役割です。まとめると、テーマについて発言したい意見がある時には、メンバーの一員として意見を披露する側に回りましょう。

役割に関しては、ディレクション(指示書)が示されるケースと自由に決める(任される)ケースがあります。

タイムキーパーは必ず決めましょう。
「時間切れでグループとしての結論が出ませんでした」はNGです。タイムキーパーは、リーダーに働きかけて、議論に入る前に大体の時間配分を決め、ポイントで時間経過をメンバーに知らせましょう。議論が白熱していても遠慮せずリーダーに次のステップへの進行を提言しましょう。

書記は必要に応じて決めればよいと思います。
人数が少ない・時間が短いケースは敢えて書記を置かなくてもいいでしょう。あるグループでは、大きな紙を真ん中においてメンバーそれぞれが自分の意見のポイントを大きく書いて一覧できるようにすることで書記を置く代わりにしていました。
書記を必要と判断した場合でも任命されたメンバーは、正確に記録することよりも、発言のポイントをメモする程度にして議論にも参加しましょう。

【プロフィール】

履歴書

Jerry O. (大庭 純一)
1956年北海道室蘭市生まれ、小樽商科大学卒業。静岡県掛川市在住。
ドラッカー学会会員。フリーランスで、P.F.ドラッカーの著作による読書会、勉強会を主催。
会社員として、国内大手製造業、外資系製造業、IT(ソフトウェア開発)業に勤務。
人事、総務、経理などの管理部門に携わる。採用は、新卒、キャリア、海外でのエンジニアのリクルートを担当。
面接を重視する採用と入社後のフォローアップで、早期離職者を出さない職場環境を実現させてきた。

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