初めまして、人事課付工場研修の佐藤雄貴と申します。
靜甲のブログを読んでくださっている方はご存じかもしれませんが、工場研修では清水、富士川、三島の3工場をそれぞれ2ヶ月ずつ回り、各工場での仕事を体験します。現在私は三島工場で研修を行っており、その前の2ヶ月間は富士川工場で研修をしていました。今回は、私が富士川工場と三島工場で体験した仕事内容についてお話したいと思います。
まずは、
富士川工場の各課での体験についてお話します。
1.製造課製造課では、金属材料をプレス機でプレスして目的の形状に加工をしています。プレス機は小型のものから大型のものまであり、需要もそれぞれ異なります。私はプレス課で、プレスされた製品の箱詰めや材料の供給作業を主に行いました。製品によっては、防錆スプレーを吹いたり、寸法の確認が必要なものもあります。
2.品質保証課品質保証課では、製品の寸法計測、エラー品の分別、サンプル品のチェック、製品の硬さ試験などを行いました。品質保証課では、富士川工場で製造している製品の用途についてたくさんのことを教えてもらいました。中には意外なことに使われている製品もあり、とても驚きました。
3.技術課技術課では、ソフトを使って製品の2D図面や3Dのモデルを作成しました。ただ作成するのではなく、使う人が見やすいように作成をすることが、図面を書く上でとても重要であることを学びました。
4.業務課業務課では、出荷する製品の箱詰め作業を体験しました。体を動かすことが多い業務課の仕事ですが、その分達成感はとても大きいです。製品の形状や大きさによって箱詰め方法が異なったりもするので、とても勉強にまりました。
5.金型製造課金型製造課では、金型の研磨、汎用旋盤・NC旋盤を用いた部品の切削、型彫放電・ワイヤカットを用いた加工の見学や、製品のサンプルを整理する作業を行いました。金型工場には、それぞれの製品に対応する金型が置いてあり、思わず見入ってしまいました。金型は製品を形作るために最も重要であるため、より丁寧に扱うことが求められました。
以上が富士川工場で体験した仕事内容と私の感想です。富士川工場では量産品の製造が主なため、1日のノルマがとても重要であることを実感しました。更に、製品の数が多いため、打痕や傷等の入念なチェックが重要であることも分かりました。
次に、
三島工場の各課での体験についてお話します。
1.品質保証課品質保証課では、測定器を使った部品の検査を行いました。ここでは、包装機械に使われる様々な部品を見ることができます。私はここで初めてピッチノギスというものを使いました。大学では使ったことがなかったので、使用法を学べるいい機会になりました。
2.技術営業課技術営業課では、製作仕様書や見積依頼書の作成を行いました。図面を見ながら部品の詳細についても確認するため、どんな部品が包装機械のどの場所に用いられているのかを見ることができます。実際に包装機械を見ても、外部からでは分からない部品があるため、そういったことを技術営業課では知ることができます。
3.資材課 購買係資材課 購買係では、協力メーカーさんへの訪問に同行させてもらいました。社内ではできない加工などを協力メーカーさんにお願いしているため、社内では聞けない加工方法についてのお話を聞くことができます。今回は偶然、私が大学で研究していた加工法を用いている協力メーカーさんの訪問させてもらうことができ、貴重なお話をたくさん聞くことができました。こんな機会は滅多にないと思うのでとても貴重な体験になりました。
4.製造課製造課では、包装機械の動作確認、タップ立て、包装機械の部品組付け、製品の梱包などを行いました。包装機械に使われる部品や包装機械の仕組みについて学ぶことができるとてもいい機会です。包装機械そのものに触れながら現場でのお仕事をさせてもらうのは三島工場の製造課が初めてなので、毎日新しい発見があります。
以上が、三島工場で体験した仕事内容です。包装機械は食料品や洗剤などを扱うため、部品の材料や加工法についても衛生面を重視していることが分かりました。それだけでなく、包装される製品や包装機械を使用するお客様のことを考えた様々な工夫がされていることも知ることができました。
以上が、私の体験談と感想です。長くなってしまい申し訳ございません。
このブログを見てくださっている学生の皆様、就職活動は思うようにいかないことや、納得できないことがたくさんあると思います。ですが、それら一つ一つの経験は決して無駄にはなりません。だからこそ、悔いの残らないように最善を尽くしましょう。どれだけ泣いたとしても、最後に笑えることが一番大事だと思います!